「監察医朝顔」 第4話感想 〜新たな光の誕生〜 | 北マングスのラフスケッチ帳
2019-08-06 21:41:16

「監察医朝顔」 第4話感想 〜新たな光の誕生〜

テーマ:ドラマ

 

 

 う〜ん、このチーム朝顔はなかなかの戦略家ということでしょうか。

予告などで、朝顔が倒れてピンチ!と言う映像でさんざんドキドキさせられたのに、

結果は、妊娠して喜ぶ朝顔と桑原と平って言う、ジェットコースター展開でした。

 樹里さんが放映後にツイしてましたが、

 

 

 死と生がいかに表裏一体のものなのかわかります。

もし、朝顔が青酸ガスで死んでいたら、お腹の赤ちゃんの存在は一度も誰にも知られずにこの世から無くなって居たはずです。

一切の痕跡も誰の目にも触れられずに。

 

朝顔の中に宿った新たな生命は今、誰からも祝福されています。

急に現れた光のように朝顔たちに降り注いでいます。

 

 冒頭、平が見つけた夫の遺品である時計を持って来た女性にとっては、

夫の生きた痕跡であり証(あかし)はあの時計だったでしょう。

 

朝顔の父、平が東北で探しているのも、妻という光の痕跡なんだと思うと、

朝顔が赤ちゃんの心音を聞いてから、祖父に電話をする気持ちがわかります。

 

 

朝顔にとって祖父=東北であり、朝顔の心にある影の部分です。

光は強いほど、影も濃くなります。

 妊娠と赤ちゃんが朝顔に母についての後悔や自責の念を越える介助をしてくれるのかもしれません。

 

 平が東北に行き妻を探し続けていることを「止めさせないでほしい」とはっきり、言葉にした朝顔は、

初回よりも人として大きく成長していると感じました。

 

 

 

 

先日、記事になった平野眞監督のインタビューでは、

東北の震災のことがテーマなので、細部まで真面目に描くと言う固い意志がはっきりわかります。

 

 「監察医 朝顔」平野眞監督、演出のこだわりは『カメラが演出しない』 

https://thetv.jp/news/detail/199874/ 

 

 桑原と赤ちゃんという光によって朝顔と平が、妻であり母だった里子を亡くしたことを

受け入れる事ができるのでしょうか。

 

 とくに平は、朝顔が結婚すると一人になってしまいます。

いつもは二人での夕飯でのちゃぶ台でのたわいない会話をしてたのが、

「おでんや」で一人ご飯だった平。

それでも微笑んでいた姿と一人歩く背中に涙しました。

 

 

 さて、まかの2章立てだったこのドラマ。

第1章のラストが、新たな光の誕生で終わることになるのかは、次回を見てからですね。

第2章は、どうなるのか!!!

目が離せません!

 

 このドラマの感想ですが、4話についてまだ書ききった感が半分です。

お盆休みはないのですが、後編を次回書きたいです。

また、初回からずっと書きたいと思っている、

各キャラクターへの好きなツボと愛もさけびたいです。