これまで、わずか2年半の間、和田唱さんを見てきて、ポール・マッカートニー、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、KISS、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、そして、50年代のミュージカルや、JAZZ 、映画音楽などの影響を受けてるなと感じていました。
先日、ラジオで和田さんが平成の3曲を選んでいました。
今までの和田さんのイメージからは、意外な3曲でした。
(2010年代)エド・シーラン 「Shape of You」
(2000年代)マルーン5 「This Love」
(1990年代)ジャネット・ジャクソン「Come back to me」
どれも大ヒットした曲ばかり。2000年代、子育てに忙しく音楽と疎遠だったけど、マルーン5はラジオからよく流れていました。エド・シーランは昨年の大ヒット曲、ジャネット・ジャクソンのリズムネーションは、発売した当時、大ヒット。かっこよさにびっくりしてすぐにCDを買ってリアルタイムによく聴きました。S今でも時々聞きます。いつまでも色あせないなあと思います。
和田さんが、すごく、ポピュラーな曲ばかりを選ばれていて、「マニアック」「通好み」とのイメージが変わりました。
和田さんが3曲についてコメントしていました。
ジャネット・ジャクソンに関しては、兄、マイケル・ジャクソンを超えるはずないと思っていたのに、意外だった。よく聴いていた。マルーン5は2000年代の重要なバンド、それまでのロックのイメージを壊した。トライセラトップスの音も彼らを意識している部分がある。そして、エド・シーランに関しては、アルバム「÷」Devide、「Shape of You」はこれからの音楽はこっちだ!と思ったそうです。新しいアルバムもかなり影響を受けている。
そうか、和田さんはエド・シーランの音楽に未来を感じてるんだ。たしか、和田さんは、昨年末のラジオの別番組でも今年のベスト曲に「Shape of You」を選んでおられました。
私は、「Shape of You」を聴いたのは、アルバムが発売された時に渋谷陽一さんのラジオで聴きました。民族音楽みたいな変わったアレンジなのに、聴きやすくて良いなあと思っていました。そうしたら、こういう空気感の曲がヒップホップっでも増えてきて、エド・シーラン凄いなと思ったのです。
浜崎貴司さんのラジオに和田さんが出演されてた時に、浜崎貴司さんは「ラテンみたいな感じのこのリズム、今っぽい」とおっしゃっていて、和田さん自身、アルバムを「今の音を意識して作った」とおっしゃっていました。
和田さんのアルバムでは、「アクマノスミカ」「矛盾」とかそんな感じで、今の音を感じます。
プリミティブな素朴な感じが、どっぷりデジタルな今の時代にの反動として好まれるのでしょうか。
Spotifyで、グローバルヒットチャートの音楽を聴いてると、民族音楽のようなアレンジやビートの曲が多いと思います。
聴きやすくて楽しめる「地球東京僕の部屋」ですが、その心地よさの理由が、また一つわかった気がしました。
和田さんが大好きビートルズもスティービー・ワンダーの曲も出た当時は最旬だったはず、時が経って熟成されて行くのが音楽の面白いところかも知れないです。
いい音楽というのは聞くたびに楽しくなる。自分の成長に合わせて味わい深くなる。
和田さんの「地球東京僕の部屋」もきっとそんなアルバムになって行くと思います。