もしここではい私もです♡と答えた場合。
もしかしてもしかするともしかすることが起きるかもしれないだなんて傲慢にも1/100秒くらい思ってしまったのです。
そして仮にそうなったときメガバンクさんとはどうするかというお話にも私の中ではなるわけです。
もちろん、その場でお返事する必要なんてないんですけどね。
私は正直なところとても善い方だと思えるお二人に奇跡的に出会い、いつ何時断られるかという恐怖もあり、でもそうなったらご縁がなかったと諦められそうな気もしつつデートに臨んでいる状況でした。
それは決していい加減な気持ちからでなく、このような出会い方だから自分からおかしな方向へはまることもなく冷静にいられるのだとも言えるのです。
そう考えられるようになったのは私にとって大きな出来事でした。恥ずかしながらこの年になって?と言われそうですけどね。
話を戻しますと私はマスコミさんに、いつも楽しく過ごせているというお相手に礼儀を欠くことがなくでもほんの少し低温な雰囲気でお返事しました。
マスコミさんはそれはよかったです、と、またひだまりのような笑顔で答え、手元の料理にナイフを入れていました。
その表情からは何も読み取れませんでした。