筑豊風土記 | 筑豊風土坊のブログ

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筑豊風土記 の名称は明治前期の石炭採掘より 筑前の遠賀・鞍手・嘉麻・穂波の4郡と 豊前の田川郡の5郡の石炭組合の設立によって 筑前・豊前の頭字を取り 筑豊 の名称が使われました。 この 筑豊の歴史・生活を知って頂ければの 筑豊風土記 です。

 

         旧伊藤伝右衛門邸 (旧伊藤邸は 今) その2



旧伊藤邸の開館は、平成19年(2007)4月25日 だと記憶しているのですがその以前に特別公開などで現実には平成17年4月頃にも公開はあり あまりぴんと来ませんでしたが 今回整理すると 開館7年目(特別の公開から9年目)なのかなと まだ迷っています。 


前回は旧伊藤邸の建物を主体に見てきました しかし この 旧伊藤邸の庭 も大変良いものがあります。 平成23年(2011)9月21日に 日本では199番目の 国指定名勝 庭園 となり 案内の庭紹介には 「春はつつじ 秋はもみじ 冬は寒椿と雪化粧の 伊藤邸の庭」 と 一年を通じて見ごたえの有る庭を紹介しています。 特別公開時には、池には25匹の鯉が泳ぎ 天蓋松といわれる池の上に 棚状の松 があったのですが 悲しいかな 池は水漏れし鯉も住めなくなりました。 松も松くい虫にやられてしまいました。


その中でも庭に 点在する燈篭 は、場所により形状も違い 旧伊藤家の庭の中では良い風景を見せています。 屏風岩・わくど石・珪化木 更に古い いろんな瓦を 松・ 巴の文様にして 土留め・ スリップ止め・ 苔の育成に 古瓦を使った古人の美の意識 と 生活の知恵をかいま見る ことが出来ます。


庭の中央にある、あずまや も だいぶ痛んできました 横しにかぶったすり鉢 青い網も説明では 今では重要な役割をしている事 壁に対角に入れられた透かし は白蓮の特徴である事や この あずまや から見る伊藤家の 本座敷屋根 と 白蓮の屋根 の非対称の美しさ さらに くつろぎの場として 庭でのひと時を過させてくれます。


帰りの 長屋門のお土産売り場 では 和風のデザインの制服の女性の姿 は、女性客の多くの方達が興味深げに見られ 質問されます。  また この伊藤邸に来られ写真を取られる 方は多いと思いますが なかなか説明を聞きながらの撮影大変ですし 全般むらなく取ることはさらに大変です。(一部撮影禁止の場所もあります要注意を) そこで 売店で250円、48ページの小ガイドブック は案内人から見ても良くできています。 家に帰られ伊藤家の思い出話と説明に と コマーシャルを入れ 再度の訪問をお願いする 筑豊風土坊 でありました。
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         春の伊藤邸の庭 1                2007年旧伊藤邸開館式



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           春の伊藤邸の庭 2                 旧伊藤邸の前庭 

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        庭での茶会もありました                 夜間照明の旧伊藤邸


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          秋の旧伊藤邸の庭                白蓮の部屋からの雪の庭
 
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       雪化粧の旧伊藤家の庭 1            雪化粧の旧伊藤家の庭 2

 
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            あづまや                          屋根とすかし
 
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             屏風岩                           庭の立瓦
 
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          土留めの文様瓦               お土産売り場の和風の制服

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旧伊藤邸のガイドブック(半折り)             小原さん と 木下氏
 



  近頃は、NHK 花子とアンの放映で、 東京大田区区長・ 福岡県知事・ 県外の新聞社・ テレビ放映など 熱い・ 熱い 筑豊飯塚の 旧伊藤伝右衛門邸 となっています。 お客様のお見送り時には、 ごきげんよう が頻繁に使われるようになった 旧伊藤伝右衛門邸 です。


            次回は、 旧伊藤邸の周辺 は 今  へ