筑豊風土記 | 筑豊風土坊のブログ

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筑豊風土記 の名称は明治前期の石炭採掘より 筑前の遠賀・鞍手・嘉麻・穂波の4郡と 豊前の田川郡の5郡の石炭組合の設立によって 筑前・豊前の頭字を取り 筑豊 の名称が使われました。 この 筑豊の歴史・生活を知って頂ければの 筑豊風土記 です。

 

                  遠賀川 を知る  (1)


 どの地方・地域にも川はあります。 筑豊風土記 で語るこの筑豊にも 遠賀川 と言う福岡県では、筑後川に次ぐ 二番目に大きな川 これが 遠賀川 です。 遠賀川は福岡県の北部、福知山・英彦山・三郡山などの山々に囲まれた標高900m~1200mの屏風のように囲まれ山々から流れ 1015平方kmの流域を潤し 筑豊の大地に 母なる川 として堂々と流れています。


遠賀川の源流は馬見山(標高977.8m)の谷間(北緯33度28分34秒・東経130度48分22秒標高485m)から生まれ 72の支流を合流し延々61.7km を流れ 芦屋の河口 へと達します。

72支線も本流に負けないくらいの 彦山川(直方にて合流) や 穂波川(飯塚で合流) ・犬鳴川(中間で合流)の支線をもち筑豊の歴史・文化・交通に大きな影響を残しています。


筑豊を、取り囲んだ山々も 西側に 三郡山地(西山645m・犬鳴山584m・竜王山616m・三郡山936m・大根地山652m)  南側には処山地(古処山862m・屏山927m・馬見山978m)  南東側の 英彦山火山岩山地(大日岳830m・釈迦岳844m・英彦山1200m)  東側の福知山山地(岩石山454m・大阪山573m・障子ヶ岳427m・竜ヶ鼻681m・福地山901m・尺岳608m)を望むことができます。


山々に囲まれたこの筑豊の地には 西側峠(城山峠・赤木峠・三坂峠・犬鳴峠・猫峠・七曲峠・ショウケ峠・米山峠・冷水峠) 南側峠(八丁峠・嘉麻峠・芝峠・斫石峠・岳滅鬼峠) 東側峠(仲哀峠・金辺峠)と これ以外の峠も 筑豊の交通・生活の歴史を語ってくれます。


筑豊盆地といわれる盆地の中でも 飯塚・山田地区の飯塚盆地 田川・添田地区の田川盆地 ・宮田・若宮地区の若宮盆地 ・直方・中間地区の直方平野 と同じ筑豊の中でも風土・歴史もそれぞれ異なります。


今回の 筑豊風土記 この 遠賀川を主題 とし 遠賀川と歴史(地史・人と歴史・川の歴史)を知ってみたいと思います。 専門家の多い中でズブの素人 筑豊で生まれ育ち 時には私達に恩恵を 時には荒れ狂う水害を それでも愛すべき 遠賀川 を語ってみたいと思います。


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 遠賀川流域の山地・丘陵・低地より            遠賀川流域図

   
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        遠賀川源流入口公園                 遠賀川源流

    筑豊風土坊のブログ-諸藤先生の遠賀川

                  諸藤先生の遠賀川

今回の遠賀川シリーズでは 遠賀川 もつと知りたい遠賀川 NPO法人遠賀川流域住民の会・理事長 窪山 邦彦氏には資料の使用許可をいただき誠にありがとうございました。


遠賀川流域地図に 付いては 国土交通省 遠賀川上流圏域生態系マッブ を使用させていただきました。



           次回は 遠賀川の 地史時代と原始・古代 へ