ISO9001とISO14001の規格改定に関して | 京都府の建設業に必須のISO わずか3ヶ月で取得可能!ライトロード規格

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ISO9001とISO14001の規格が2015年9月15日に改正されました。
日本語版のJIS規格は2015年11月20日に発行予定です。
従って、改正は2018年9月15日までに行う必要があり、審査機関は8月までに行うように指導するのではないかと思われます。
確定版の前の物であれば、日本語訳の物を持っていますが、翻訳の整合性が取れていないものが有りますので、確定版ではその辺りが改訂されるのではないかと思います。
審査機関やISOの教育機関で改正に関するセミナー等を開いていますが、具体的にどのようにしたらよいのかは、コンサルに当たるので、話せないというスタンスを取っています。
私も幾つかのセミナーに出席し、話を聞いたり、質問したりする機会を得ました。
特に今回の改正で、注目されているのが、品質・環境では下記の点です。

ISO9001に関して
新たに「利害関係者のニーズ及び期待の理解」良いう項目が追加されました。
また、予防処置が無くなり、代わりに「リスク及び機会への取組み」という項目が追加されています。

ISO14001に関して
ISO9001と同じで、「利害関係者のニーズ及び期待の理解」良いう項目が追加されました。
「リーダーシップ及びコミュニケーション」が追加され、トップマネジメントがEMSの有効性に関する説明責任が負わされることになりました。
「脅威及び機会に関するリスクの取組み」が追加され、緊急事態の特定が追加されます。

この中で注目されるのがリスクと言うキーワードです。
品質、環境におけるリスクとは何かという点に関しては、セミナー等では明らかにする事はありません。「自社で判断し、決定してください」と言う返事ばかりです。
ある審査機関のトップと話す機会が有り、リスクに関して、品質であれば納期遅延、不適合製品の発生に関する原因をリスクと考える事が出来るのではないかと質問をすると、びっくりした表情で、それは素晴らしいとの返答でした。
現場に実際に入ってコンサルしているからこそ出てくる考えであると思いました。