コロナウィルスによる死者を初めて身近に感じた日 | プライベートレッスン講師・ペンギン先生のつぶやき

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全世界で17万人あまりの人が亡くなっているコロナウィルス。

 

私の住むWuppertalでも死者が報告されていますが、どうしても実感が湧きません。

30万人以上の人々がWuppertalに住んでいますが、これまでの死者数はわずかに20人あまり。

自分の周囲に罹患した人もいないですし、救急搬送されるところを目撃したこともありません。

一体Wuppertalのどの辺で感染が広がっているのか?疑問に感じてしまうのです。

30万人の住民で20人の死者というと、かなり低い割合です。

 

ところが今朝、会社に清掃の女性が来たので、立ち話してビックリしました。

彼女の義理の妹(恐らく50代後半)がコロナウィルスに感染して亡くなかったんだそうです。

さすがにショックでした。

彼女はイタリア人で、故郷に親族がたくさんいるとのこと。その故郷に住む親族がコロナウィルスに感染して昨日亡くなったと。。。

死体から感染する可能性もあるのか、なんと葬儀は行われずひとり寂しく埋葬されるんだそうです。

さすがに心にグッくるものがありました。

 

日本でも外出を自粛するよう呼び掛けていますが、休日はお出掛けしてしまう人が後を絶たないと言います。これも身近に罹患者がいないからではないでしょうか?

 

ドイツはいよいよ昨日から、小規模事業者を中心に営業が再開されました。

これを契機に経済が持ち直すのか?それとも第二のパンデミックが襲ってくるのか?

正直誰も予想が立ちません。ただ、カネを稼がないと生きていけないのも事実。

昨日は商品の運び込みを急ぐ事業者が、慌ただしく働いている姿を多く見かけました。

 

祈るような気持ちで、事態の成り行きを見守っている人も多いことでしょう。

 

身近に感じられない病気だけに、どうしても対策(消毒液での殺菌、マスクの着用など)を怠りがちですが、ここはもう一度気を引き締めていこうと思います。