
きっかけは同じ市内にスリランカ出身の人が住んでいたからである。
彼の名はエルロイ・メンディスさん。今年40歳になるが、日本人の奥さんと結婚して日本に住み始めてもう18年たつ。私の友人が彼と保育園のPTA仲間である縁もあり、私も何度か会ったことがあったのだが、彼がスリランカ出身であることを知ったのは今回の救援プロジェクトを呼びかけられてからである。
メンディスさんは去年の12月の津波以来、ふるさとの人たちの窮状にずっと心を痛めていた。10歳と6歳になる彼の子供たちもニュースのたびに心配していたそうだ。彼はふるさとのために何か力になりたいと思い、私たちに協力を求めたのであった。今年、3月のことである。私たちよりずっと以前からメンディスさんを知っており、市内のボランティア活動のリーダーでもあるSさんが代表となり、プロジェクトはスタートした。具体的な目標は三つ。一つは津波で学校や家を失ったの子供たちに学用品をプレゼントすること。二つ目は上福岡の子供たちに絵手紙を書いてもらい、それを学用品と一緒にわたすこと。このふたつはは日本で調達し現地まで自分たちが運ぶ。もうひとつは募金を集め、そのお金で生活再建のための物資を現地調達し被災地にもっていくことである。