2020/09/01に書いた記事です。

毎年思い出します。3年前の9月1日に診断を受けた日のことを。




9月1日は、

たっくんが自閉症と診断された日。



この日を、節目とし
私は今までブログを書いていました。


診断されてから、丸3年が経ち

障害児育児と意識してから4年目突入です。


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妹が

「赤ちゃんの時の写真が見たい!」
お父さんに言って、


画像や動画を
テレビに映し出してもらっていた。



そーいえば、

昔の画像や動画を見ることって
あんまりなかったなー。うーん


そんな時間も無かったし、

テレビに動画を映すと、
たっくんが“消してー”って怒ってたもんな


リビングのテレビに映し出される
画像や動画を

私も、一緒になって見ていたんだけど…



次第に、
胸が、ザワザワした…



※たっくん1歳代



今なら分かる。


どうして、この頃、
私の声掛けに反応せず


石ばかりを拾うのか。




帽子のゴム紐を噛むのは、
ただの癖だと思っていた
※感覚鈍麻のため、噛む事で刺激を得ている


手を繋いでも、すぐ振りほどき
どこかへ行ってしまう
手を繋ぐというよりは、手を掴んでいた。



たっくんが1歳8ヶ月の時に
妹が生まれ、


兄妹3人の写真を撮りたいのに
なかなか撮れない





写真は、いつも

お兄ちゃんと妹の二人






撮れたとしても、こんな感じ


たっくんが写っている写真は

表情が乏しく、カメラを見ることがない




なんか、おかしい。。




でも、何がおかしいのか分からない。





きっと、たっくんは…



成長がゆっくりで、
落ち着きのない子なんだろう。。

私に似たんだ!(笑)



いつも、そう思うようにしていた。



それにしても、他の言葉がなかなか出ない。


※たっくんは折れ線型自閉症の為、
1〜2歳の時は「まんま」「ねんね」などは出ていた
現在は、消失し発語はありません。



だんだん心配になった私は、

【言葉が遅い 2歳】とネットで検索



すると…


【自閉症】という文字が目に留まった。


読み進めていくと、

たっくんの行動と重なるものがある。



それからは、

自閉症の特徴が書かれているものを
読み漁った。


でも


全く目が合わない訳じゃない…

手を引っ張るのは、上手に話せないから…

動き回るのは、活発なだけ…


まだ2歳だし、
同い年でも、生まれ月で全然違うし。


大丈夫、大丈夫。

成長がゆっくりなだけ。



しかし


公園で、ママ友親子と会っても
たっくんは皆と遊ばない。


石を拾ったり、
砂場の砂を、自分の体にかけたり…

遊び方が独特だった。



「なんか、みんなと違うんだよね」
って、ママ友に言ったら


『大丈夫だよ!みんなこんな感じだよ!』
って、言ってくれるママ友の言葉を

信じるようにした。



でもでも…

【自閉症】という言葉が、頭から離れず

益々、たっくんの行動が気になった。




(大丈夫、大丈夫…)と、

自分に言い聞かせつつ、

毎日毎日、
ネットで自閉症の事を調べた。




たっくんの発達の事は、
保健師さんや支援センターに相談していたが

様子見になっていた為、


療育に繋がる訳でもなく、

ただ、ただ…不安な日々が続いた。



そして…


不安が確信となる出来事があった。


今でもその情景は、鮮明に覚えています。



私が、子供3人を連れて
実家に帰省している時のこと。


母には、たっくんの発達が
気になっている事は伝えていた。


その日も母に
たっくんの発達のことを話していたら


母が、こう言った。

「たっくんは大丈夫よー!
      ほら!バイバイしてる」



母は、笑顔でたっくんに手を振っていた


たっくんの方を見ると、


母に向かって、
たっくんは手を振っていたバイバイ



が…




たっくんの手は、

手の平が自分の方に向き
相手には、手の甲が見える

“逆さバイバイ”だった。




私は、その時、

目の前が真っ暗になり、


頭には、黒いモヤがかかった。。





つづく。