たっくんのお兄ちゃんは、

現在、小学校1年生の7歳です。ニコ



昨年の夏(2019年)


お兄ちゃんが私に…こう言ってきました。



「たっくんは、4歳なのに

喋らないのは絶対おかしい!」



私は、お兄ちゃんにそう言われた時、


なんて返答しようか悩みました。





それは、ナゼかというと…



たっくんの主治医(精神科医)に、


“きょうだい児へ障害の事を伝える時期”

について、


一昨年くらいから

相談をしていたんですけど、



当時、お兄ちゃんは年長さんだったので


主治医からは障害の事を伝えるのは

「まだ早いかな」と言われていました。



年長のお兄ちゃんに

“自閉症”“障害”など伝えて


完全に理解できなかった時、

変な解釈をすると困るから


という理由でした。

(納得)




でも…


お兄ちゃんは、

自閉症や発達障害のことを知らなくても



“たっくんは、何か違う”って感じてる。




たっくんは、現在5歳ですが

発語はなく、意思疎通も難しいです。



怒ると、

私の髪の毛を引っ張ったり、

引っ掻いてきます。



お兄ちゃんは、昔から

その光景を見てきました。



最近は、

「お母さん、大丈夫?」と

私の心配をしてくれたり、



たっくんに

「ダメ!お母さんが痛いよ」と

注意をしてくれます。




だから、私は昨年の夏に

また主治医に相談しました。



「お兄ちゃんは、もう気が付いています。

私はお兄ちゃんに

たっくんの事を伝えようと思います」




主治医からは、


『お兄ちゃんが分かる言葉で

少しずつ伝えていきましょう』


とアドバイスを頂きました。



“自閉症”“障害”と言っても

ピンと来ないと思うので、



私はお兄ちゃんが分かるように


今度お兄ちゃんが聞いてきたら、

伝えよう。。


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「お母さん、妹ちゃんは話せるのに

たっくんはいつ話すの?」


お兄ちゃんは、そう私に聞いてきました。



私は…


『そうだね〜

それは、お母さんにも分からないんだよ。


でもたっくんも話せたらいいなと思ってると思うよ。


たっくんは、話すのが得意じゃないけど

ゆっくり、ゆっくり言葉を覚えてるんだと思うよ。



たっくんがこの先、話せるようになるのか

分からないけど、私はそう伝え



そして、



『ねぇ、お兄ちゃん、

もし自分が話せなくなったら、どうする?』


と私がお兄ちゃんに聞くと



お兄ちゃんは、「ん〜えー?、…困る!!」



私が『そうだよね、話せないと困るよね


たっくんは話せないから困ってたりすると思うんだ。』



「じゃ、その時は僕が助けるよ!」と

お兄ちゃんはそう言ってくれました。



ぐすんありがとうお兄ちゃん


******************


お兄ちゃんにたっくんの障害を伝え始めてから、少しお兄ちゃんに変化が…



最近のたっくんは、

“家族5人一緒が良い”という

こだわりがあります。



このこだわりが出た時、

お兄ちゃんにまで、

手をあげるようになってしまった、

たっくん。。



お兄ちゃん今までは「やめろ!」と

やり返したりしてたのに


我慢して耐えるようになっていました。




違う!

私は、お兄ちゃんに我慢して欲しいんじゃない。


ごめんね。

ごめんよ、お兄ちゃん。ショボーン




私は、お兄ちゃんにたっくんの障害を


押し付けないようにと思いながら

押し付けてたのかもしれない。


外食はできないし、

外出は、たっくんの行ける所が中心



いつも我慢ばかりだったのかも。。



そんなお兄ちゃんが前回の記事で書いた

料亭での新年会で


たっくんが癇癪を起こし

間が持たないので

帰ろう!と私が言ったら


「嫌だ、最後までいたい!」

お兄ちゃんが言った



たっくんは鼻血ブーで最悪な状況だったけど


お兄ちゃんの意思を尊重したかったので


食事そっちのけで

旦那と二人でたっくんの相手をして


なんとか最後まで新年会に参加できた。




お兄ちゃんの気持ちも…

たっくんの気持ちも…

妹の気持ちも…



みんな、みんな大事にしたい。



たっくんの事、うまく伝わるかな

私にできるんだろうか…ショック



【追記】2021/12/28


きょうだい児、ヤングケアラー問題は、

障害児を育てる位、大変で繊細な問題だと思っています。


私は、母親なので気持ちを分かってあげたくてもきっと分かるはずもなく…


お兄ちゃんや妹が

たっくんの障害のことで、将来自分の人生を左右されませんように。えーん



広島では、ヤングケアラーの会がいくつかあるので時期がきたら参加しようと思っています。



因みに、ヤングケアラーの会を発足された方の中にはきょうだい児の方もいます。


ピアサポート。本当に大切だと思います。





母親の私として出来るのは、兄妹達を

そこへ繋げられること。


でも参加するしないは

本人達(兄妹)次第です。


そして、


その他にも、もっともっと大事なこと

兄妹に母親としてやってあげたい、

やりたい事は沢山あるのに、

全然足りない

全然出来てない