京都市左京区高野蓼原町:町家じゃないMACHIYA | KT&M :知的/物的資産の世代移行をサポート

叡山電鉄本線「元田中」駅徒歩6分
京阪本線「出町柳」駅徒歩10分

1F:32.87㎡ 2F:31.05㎡ 延べ63.92㎡

2024年3月フルリノベーション竣工

高野川にかかる御蔭橋まで徒歩4分。その先には糺の森や下鴨神社。そんな立地に新しいコンセプトの京都らしい賃貸戸建が登場。

改装前の間取りでは1階が暗く閉塞感がありました。前面道路側の外壁には銅板を使用し、その下屋にはガラス瓦を採用しました。町家で使われていた素材を分解し再構築することで京都のエスプリが感じられるように計画しました。外壁の銅板はかなりインパクトがあります。どんな経年変化をしていくか楽しみですね。

部屋の中心には面発光の幕照明を採用し部屋全体を明るくしました。幕照明は、国内の住宅での施工事例が3件目なんじゃないかと噂です。天窓から落ちる自然光のような気持ちよさがあります。調光で暖色にすると夕焼け、寒色にすると海の中のような雰囲気です。

狭かった奥庭も少し広げました。隣家との目隠しには153本の箒を設置しています。なかなかカッコよくなりました。玉砂利に跳ねる雨音も魅力的です。中間領域を演出し広げることで、光や風や水を感じられるようになりました。かの杉本博司の「雨聴天」をも想起させます。

1階の床材には今回、京都産の北山杉の無垢材を使用しています。木材を主要で使うことを目指しました。床材の張り方と塗装にもちょっとしたこだわりがあります。現地でぜひご確認ください。

連棟での問題点、壁を共有している事で音漏れがしやすい点は断熱材と石膏ボードの2重張りで緩和を狙っています。

明るくて広くて新しい水回りは快適な毎日をサポートします。

 

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