2019年5月24日 5日目

 ラオス ビエンチャンからタイ側のノンカイに戻る。列車は朝夕2往復しかないし、タナレン駅まで行くのにタクシーぐらいしかないので、バスターミナルから14番の市バスで国境のチェックポイントまで行く。運賃8000キープ。

 ここからどうやって国境超えるのか外とブックに出ていない。とりあえずバスを降りると、イミグレーションらしい小屋から列はできているので並ぶ。近づくとやっぱりそうだったので、出国手続きして先に進むと、タクシーの呼び込みがうるさい。ウボンターニー、ウボンターニーと言い寄ってくるが、ノンカイまでしか行かないので、ノンカイと言うとおとなしくなる。が、ここからどうしたものかと辺りを見渡すと、少し先に京都市営バスが2、3台止まっている。近づいてみると端の車両にたくさん人が乗っていて、運転手に確認するとノンカイへ行くようなので乗る。車内は、日本で走っていた時のまま広告やステッカーが貼ってあった。来るとき列車で渡ったメコン川に架かる橋を、今度はバスで渡る。

 

 運賃を払うことなくタイ側に到着。バスを降りたところにいくつかテーブルがあり、そこで入国カードを記入。そのあと呼び止められて、パスポートをコピーされた。イミグレーションの建物から外まで列ができていたので最後尾に並んでいると、人から声をかけられ、「あんたはこっちだよ」みたいなことを言われたので、ドアを開けて建物に入ると隣の窓口は誰も並んでいない。外国人用の窓口だったと思われる。パスポートのコピーは提出したが返され、意味がよくわからない。無事入国しここからどうしようかと思って地図を見ると、ノンカイ駅まで1㎞ちょっとぐらいで道もわかったので、歩こうともって少し進むと、またタクシーの呼び込みがうるさい。どこえ行く?と言うから駅と言うと、これに乗れとか言うので歩くからいいと言って振り切る。

 蒸し暑い中の1㎞は少しきつかったが駅に到着。明朝のバンコク行きの切符を買う。事前にタイ国鉄のホームページで列車の時刻やシートの写真を印刷した紙を見せて、エアコン付き2等座席をクレジットカードで購入、498バーツ。

 次の日朝早いので、駅近くのホテルを予約しておいた。リゾートホテルですが、線路がラオスに延伸したのに伴い、駅が移転してきたため、駅近になったものと思われます。

 

 

 ちなみに昔のノンカイ駅は現在こんな感じ。

 

 

 

2019年5月25日 6日目

 リゾートホテルを駅前ホテルとして使ったので、くつろぐこともなく早朝チェックアウト。チェックイン時に朝食とる時間がないと言ったら、持ち出し用のボックスにしてくれて、車内で食べることができた。

 7時前に駅に行くと、7:45発の乗る列車はすでに入線していた。しばらくすると、2日前に乗ってきたバンコク発の夜行列車が入線してきた。

 

 これから乗るバンコク行は5両編成のディーゼルカー、真ん中の1両だけエアコン車。

 

 夜行列車が回送されると、ホームの先に、これまた2日前に乗ったタナレン行きが現れ、先に発車していった。

 

 ノンカイ発車から、車窓の動画を撮り始めたが、窓が汚れていてきれいに撮れないのでやめた。

 車両は東急車両製のようです。隣の3等車に比べてエアコンに加えて椅子もよくなってます。

 日本でいうとグリーン車でしょうが、乗客の中には学生風の若い人もかなり乗ってました。

 線路は、途中都市部に入ると高架化されていたりして、ところどころ更新されている感じでした。

 車窓に草原のようなところが広がる光景もありました。

 

 Banphachi Junctionの駅には蒸気機関車が保存されていました。

 

 車窓に古い仏塔などが見えてきて、アユタヤ駅に着くと欧米人観光客が何人も乗ってきました。

 終点の2駅手前のバーンスー駅では、新しいターミナル駅を造っていました。完成すると新たな中央駅になるでしょう。

 

 約10時間の乗車後バンコクフアランポーン駅に到着しました。エアコン車なので快適でした。

 

 

 

2019年5月26日 7日目

 夜行便で帰国のためドンムアン空港へ。

 フアランポーン駅の窓口で、ドンムアンと言うとToday?と返され、そうだというと、次に出る列車の切符を渡された、20バーツ。夜8時ごろ、この時間帯はローカル列車はないようで、長距離夜行列車の3等車に乗る。ホームが低く、3等車のステップは急なため、両手に荷物で上がろうとしたらバランスを崩して落ちる。近くにいたおばさんに腕をつかまれ助けられるが、危ないと注意される。

 切符には立ち席と書いてあるが、最初はすいていたので座っていると、1駅ごとに混んでくる。隣に座った人に聞くとドンムアンは2駅先のようなことを言うので、荷物を降ろして立ってる人に席を譲り、隣の車両に行ってみると営業してない食堂車なのか、椅子は少ないが床は広い。

 今までは終点まで乗っていたのでよかったが、途中駅で降りる場合車内放送とかないので、気を付けていないと乗り過ごす。車窓をよく見ていたら、空港のネオンサインが見えたので、今度は気を付けてステップを降り、列車が出た後線路を渡って駅を出る。時刻表より遅れて到着したが、飛行機には間に合った。

 

 

 次はいつどこへ行けるかなぁ。