祐専寺での撮影が終わった後、くろゆかさんと外国旅行のお話をしました。

私が今まで訪れた国の中で一番のお気に入りはフランスです。

今から15年前の11月中旬に、私はコート・ダジュール、プロヴァンスを中心にフランス旅行をしました。

ニース、トゥレット・シュル・ルー、ヴァンス、マルセイユ、アルル、リル・シュル・ラ・ソルグ、アヴィニョン、パリを訪れました。

エールフランスでパリからニースへ向かう途中、夕陽に覆われたカンヌの街を見て、太陽の光はなんて美しいのだろうと感心しました。

だからこそ、著名な画家が生まれたのではないかと思うくらいです。

写真撮影において最も重要なのは、カメラのスペックよりも、ライティングだと思います。

この時のフランス旅行で持参したカメラはニコンNew FM2、そして主に使用したレンズはAi Nikkor 35mm F2S、フィルムはコダックエクタクロームです。エクタクローム、今では憧れのフィルムになってしまいました。

撮影の後、『円頓寺秋のパリ祭』に寄りました。

昨年と同様に今年も多くの人で賑わっていました。

円頓寺商店街に『愛の讃歌』が流れた時、感慨深い気持ちになりました。