数年前からたまに、
ナノマシンという技術を使って、
血液脳関門があるために薬が届きにくい脳にまで
薬を届けるアプローチを試みている会社のことが話題にあがることがありました。
その会社が
ウイルスを使った遺伝子治療(VB-111)にも取り組んでいて、卵巣がん、脳腫瘍、大腸がんを対象に開発を進めていました。
でも…
前を進んでいた卵巣がんで
国際共同第3相試験において結果が出さず、、
試験中止となるようです。
数ヶ月前までは「順調に進捗中」という発表だったのに…泣。
ナノキャリア 国際共同第3相臨床試験の結果(2022年7月20日)
脳腫瘍と大腸がんに対する開発は続けるようだけど、どうなるのかな…。
アメリカで第2相試験が行われているのかと。
ナノキャリア 今後の成長戦略について(2022年7月20日)
良さそうなものでも、
いくら研究者の方々が頑張ってくれても、
効果が出なかったら意味がないし。
なかなか薬の開発は難しいなーーと、
感じさせられます。
承認まで到達できる薬は
数万分の1とも言われているので、
奇跡的のような、
でもホントは科学的な可能性にかけたいです。