だーさんが脳腫瘍と診断されてから

お別れをした日までは、

1045日間でした。


そして、

だーさんとお別れをした日から

今日が1045日目です。




脳腫瘍と診断されてから

とにかく一生懸命で

精一杯な日々でした。


『後悔はしたくないから』

そんな気持ちだけで突っ走った1045日間のように思います。


長かったようで、短くて。




そして、

もう、

そんなガムシャラだった日々と同じだけの期間が経ってしまったようです。


コロナ禍で社会が大きく変わってしまったのも、

長男が大学を卒業して一人暮らしを始めたのも、

長女が高校生になって大人っぽくなったのも、

次男も高校生になってグッと背が伸びたのも、

私が新しい職場でがんばってるのも、


だーさんと一緒には体験できていない出来事です。


あっという間に1045日が過ぎてしまったかのようで、こんなにも沢山の大事なことを共有できていないことに気付かされます。





否が応でも月日は過ぎてしまうけど、


脳腫瘍になる前のだーさん、

脳腫瘍になってからのだーさん、

私がここに書いているだーさん、


たくさんの方に覚えていてもらえると嬉しいです。






だーさんの高校時代の部活の後輩で、

だーさんの葬儀のときに
我が家の3人の子ども達を見て、
夫婦揃って、
子どもが欲しいと感じたようで、

そんな想いから生まれてきてくれたお子さんに、
だーさんの名前を由来とした名前を付けてくれた方がいます。


「先輩がいたという事を、自分の中で形に残しておきたかった。」と言ってくれました。


きっと、
この友人は、
お子さんの名前を呼ぶときに、
だーさんを思い出すこともあるのだろうし、

いつか、
お子さんにだーさんのことを話す時が来るのかもしれない。

そして、
お子さん自身が、自分の名前の由来として、だーさんのことを誰かに話すこともあるのかもしれない。


そんな風に、
いつまでも、
だーさんのことを想って、
だーさんのことを話をしてくれる人がいるのかもしれないということ。


ほんとうに、
ただただ、
嬉しく思います。


ほんとうに、ありがとう。


いつか、
そのお子さんに会いに行きたいな。