#0025 【RN-1】二十四節気 ~季節の言葉~ (2018.01.08) | コトバあれこれ

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子ども作文教室、子ども国語教育学会の関係者による
投稿記事ブログです。

 

◇冬至(12 22 日)から20 日が過ぎて、世の中がずいぶん明るく

なったと感じる。

 

冬至の頃は、陽が南東の方から低い角度で昇り、そのまま南西に

沈むため、万物の影が長く伸び、雲一つない晴天の正午であっても、

地上では一瞬黄昏時かと錯覚することがある。

 

南の方向に歩いたり、車を走らせるととてもまぶしい。海にいると、

太陽の低さをより実感できる。冬至の海は穏やかで、恒例の正月

2 日の初乗りも温暖な海象に恵まれた。

 

           

              2017 12 23 日 正午 江の島沖 

 

◇すでに小寒に入って寒気厳しく、七草そして今日は鏡開き。

日に日に陽は高く急速に日が長くなりつつある。大寒を間も

なく迎えるなか、早春の気配さえも感じるようになった。

立春も近い。

 

◇地球規模で気候は大きく変わりつつある。日本においては、

近海の海水温の異常な上昇、寒気の北極振動、ラニーニャ、

偏西風の蛇行などがある。これらは今に始まった現象ばかり

ではないが、それらの変化の影響がかけ合わさって、これ

でに身にしみついている経験値から大きく外れることが多く

なった。

 

三寒四温というかつての典型的な冬型の天候パターンの崩れ、

日本海側の日常的豪雪、太平洋側の連続的な晴天と乾燥続き、

台風の巨大化、・・・。

 

◇日本においては古来、雪・月・花という四季の移りの折々を

表現する言葉がある。また、季節の言葉とは趣は異なるが、

季節感と深く結びついたイベントがある。

 

たとえば、12 月の「ノーベル賞授賞式」、正月2 日、日の

「箱根駅伝」などである。2017 年は、ノーベル文学賞と平和

賞で日本ゆかりのイシグロ氏、サーロー氏による受賞式の講演、

94 回箱根駅伝では、往路・復路の各大学の接戦にそれぞれ

感銘を受けた。

 

これからも二十四節気の季節の言葉に関連して実感し、心に

想うことなどを書いていきたい。

 

           

                         2018 年 正月2 日 初乗り

 

          2018.1.11    R N 記