アラスカ午後7時 | エキセントリックギャラクシーハードボイルドロマンス         

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〜文学、お笑い、オートバイを愛する気高く孤独な三十路独身男の魂の軌跡〜 by久留米の爪切り

僕はアラスカに行った。パスポートなんて持っていなかった。そんなもの、必要では無かった。


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久留米市東町25-23、一番街アーケードの側道に「とんかつ・洋食 アラスカ」さんはある。

真鍮のドアハンドルを右手で握り、扉を押し開けると入店を知らせる、りゃーん、という高音が鳴り響いた。壁側に背凭れと座面ともに緑色のソファー席が一列、その正面にテーブルと椅子が並べられている。対面式の二人掛けテーブル席は、お一人様でも気兼ねせずに座ることが出来る。勿論、ソファー側にゆったり凭れかかって寛ぐ。
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「チーズDON」860円を注文した。何故か、だって?DONとアルファベットで表記するセンスが気に入ったからに他ならない。どーん!
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洗面器みたいに直径が大きい丼で、チーズDONは提供された。迫力がある。

焼けたチーズの匂いが漂う。グラタンの香りと非常に良く似ている。ごはんの上にカツとハヤシソースとチーズが載った丼である。スプーンを入れると、ダラリとチーズが伸びて、スライスされた玉ねぎのシャキシャキ感と絡まる。丼の縁辺りの白米はハヤシソースにたっぷりと浸かり、ビチャビチャでリゾット風、淡い赤色に染まり、トマトの風味が強い。カツはなんとも薄く、衣の姿が消えている。初めから無かったのかも知れない。上等な油を用いた痕跡の見えない、極めて庶民的な白いカツは、大きな食堂なんかで出てきそうな、親しみやすく、食べ慣れた味がした。丼は大きいが底は浅いため、量は丁度良い。
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コンビネーションサラダも同時に提供された。ごく普通においしく、オニオンドレッシング(?)が、かかっていた。

天井の丸いスピーカーからラジオの野球中継が流されている。広島巨人戦だ。マエケンが投げているらしい。

大して興味のないセ・リーグの試合の模様をなんとなく聴きながら、新聞を広げると、元校長買春、の記事。14歳から70歳までの女性、と書かれていた箇所に目が釘付けになり、堪らず飲んでいた水を噴き出してしまう。

彼は、些かストライクゾーンが広過ぎる。


アラスカレストランレストラン(その他) / 西鉄久留米駅花畑駅櫛原駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6