山の奥で暮らしていたクマが、人の住む里にまで出てくるようになった。餌が減ったから? いや、それだけじゃない。実は、里に「犬の声」がほとんど聞こえなくなったことも、大きな原因の一つだと言われています。
昔はどの集落にも野良犬や番犬がいて、クマは人の気配と犬の遠吠えを聞くだけで近づかなかった。でも今、野良犬はいなくなり、犬の登録数は20年前の半分以下。静かになった里は、クマにとっても「安全な餌場」に変わってしまった。
つまり、私たちが犬猫との関わりを失いつつあることと、野生動物との軋轢が増えていることは、表裏一体なのです。
このまま進めば、
犬猫はペットとしても野良としても日本から消えていく
クマやイノシシはさらに里に近づき、人の生活が脅かされる
高齢者も子どもも、生き物の温もりを身近に感じられなくなる
そんな未来を、私は受け入れたくありません。
だからこそ、もう一度、犬猫を「里の伴侶種」として迎え入れるべきだと考えます。
すでに動き始めている実例があります。
・愛媛県伊方町 名前がついた「町猫・町犬」を住民全員で見守る。殺処分ゼロ10年以上。
・熊本県阿蘇市 マイクロチップ+健康診断で放し飼いOK。クマを威嚇し、人を守る「地域の警備員」として活躍。
・徳島県上勝町 管理された地域猫が観光資源にもなり、町に活気をもたらしている。
こんなふうに、
・名前があって・ワクチン・不妊去勢済みで
・地域のみんなが「うちの犬」「うちの猫」と呼ぶ
・野生動物とは距離を取りつつ、里の風景の一部として生きる
そんな「管理された自由」を持った犬猫たちが、日本中にいてくれたら。
犬たちは再びクマを追い払い、高齢者の散歩に付き添い、子どもたちを見守り、過疎集落に「生きている証」を残してくれる。
行政が補助金を出して「地域の公務員犬・公務員猫」と呼んでもいい。それくらい、人口減少時代の日本に、彼らは必要です。
ペットショップに頼らず、保護犬猫を「里の伴侶種」として迎え入れる。名前をつけて、ごはんをあげて、最期まで責任を持つ。
それが、クマとの軋轢を減らし、犬猫を絶滅させず、人の心を荒ませない、一番現実的で優しい道だと思います。
この未来、10〜20年後に実現します。もう始まっています。
あなたも、どこかの集落で「うちの犬」「うちの猫」に名前をつけてみませんか?
その一歩が、クマも人も犬猫も、みんなが安心して暮らせる里を取り戻す、最初の遠吠えになるはずです。
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