BJはこう思ってる。命ある者にはすべて平等の権利があるのだ、と。
そこに血を流したり病に冒されたりしているものがあれば、それが人間だろうと動物だろうと、あるいは異星人だろうと常に同じ「救うべき命」として存在している。
だから人間が動物に対して理不尽な行いをすることを奴は許さないし、人間の犠牲になる動物たちも看過しない。
奴にとっては、人間も動物も同じ生命を有するもの同士であって、決して優劣はないのさ。
それが如実に示されたのが連載最終回だった『オペの順番』でもあったのだから、この、すべての命あるものは平等に扱われる権利がある、という思想はブラック・ジャックという作品全体を貫く大きなテーマのひとつなのだともいえるんじゃないかね。

手塚治虫公式サイトBJ名セリフ より
https://tezukaosamu.net/special/bj/words.html

過剰な反応も禁物です。生きるとは自分の力で生きて行くことが基本です。確かに私たちは人との関わりで生かされていますが、動物たちは自分たちで生きる力があります。人の作り出した環境は困難は多々ありますが、過剰に関わることは生きる権利を奪うことに繋がっています。