東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福と被災地の一日も早い復興を願います。

 

私たちの地域は、やはり、地震の被害よりも後々まで残る原発事故の被害が多くの遺恨を残しました。私もその一人、天災や不慮の事故ならそれも運命とあきらめが付く私も、何の恩恵も関係も無く、賠償や補償さえない、当時の政権と原発事故に怒りと憤りを感じ、人格さえ変わる日々を過ごして来ました。そして、心のよりどころだった犬猫への想い、2020年多くの人々が殺処分ゼロを謳いながら、実現もせず反省もしない日本の愛護さえも犬猫側に立ち逆恨みする状態に陥ってしまいました。しかし、震災から12年の歳月が過ぎ、今、その怒りも憤りも、自然と消えました。ただ、残った想いは一つ

 

もう、30年以上も前になります。同年代の長崎出身の青年とお話しをする機会がありました。その青年は私よりも少し若く、妙にキラキラ輝いている人、いわゆるオーラでしょうか。その青年と世間話しをする中で、修学旅行で長崎の平和記念公園に行った話しをすると、「福島原発は絶対反対しないといけない」と真剣な眼差しで訴えかけられました。当時、既に原発は子供の頃に稼働を始めていて、しかも同じ県内でも100キロ近く離れた場所に住み、反対出来る地域住民でもない私ですが、それでも「絶対、反対した方がいい」と念を押されました。そう、その時、私自身がどんな状況であれ、真剣にその話しを聞かなかったことでその報いを受けたのでした。しかも、大震災の数年前に原発では問題が起こり、当時の知事が原発を止めようとしていた事件がありました。その時、立ち上がっていたら、12年間を浪費し奪われることにはならなかった…他人事にしてしまった人生の大きな過ちは、私自身の他人事だったのです。

 

そして、今、是が非でも犬猫の事を他人事にしない、私自身が最善を尽くすと誓います。例え自身の力があまりに微力でも、きっと同じ思いの方々が道を切り開くと信じて、それが犬猫共生施設の目指す道です。

 

長崎出身の青年は、昨年末、国民的なイベント、紅白歌合戦で取を務められていました。

 

2023年3月11日

保健所犬猫応援団 君島 健

 

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