最近のインテリアの傾向で、
モノトーンで色使いをおさえたモダンスタイルが
流行ってます。
私が20代前半の頃にとある事務所のセカンドフロアを
某郡山首長さんの会社からの仕事で
デザインさせていただいた事がありました
モノトーン基調で、
黒の革張りのソファー
黒の会議テーブル
黒の革張りの会議イス
真っ白な壁、
床は大理石、
ブラインドが黒のつや消し、
ほぼ、モノクロの世界でした。
一任されてのデザインでしたので、
素材も含めなかなかの出来でした。
当時でも通常普通に、
クライアントとデザイナーが直接打ち合わせをしてましたが
この時は、
先程の会社の担当営業の方が、
サポートで入りました。
「俺がいるから安心して打ち合わせしてくれ
」
緊張感…。
この担当の方は、
ジャック・パランスそっくりの黒の皮手袋が似合いそうな方で、
（古いかなぁ。つまり、殺し屋の様
）
風貌は怖かったのですが、
とても良い方でした。
肝心の打ち合わせは、
若年だった私の提案を、
クライアントは
真摯に受け入れていただけました。
こんなにプロとして認めていただけたのは
お初の経験で、
ある感情を覚えながらも、
とても感激でした。
初めてというと、
打ち合わせで入ったこの事務所の上階は
まさに初めての経験で、
これからの人生でも無いと良いのですが…
大きな提燈が
沢山あったり
畳の小上がりがあったり
仁王像があったり…
映画の中などに出てくるとある事務所
そのものでした。
無事工事完了の1年後くらいに
全国放送のニュースで、
コーディネイトした事務所の
窓ガラスのアップと画像と共に、
この事務所にまつわる報道がされてされてました。
22歳貴重な経験でした。