いやー、昨日は自分のことのようにガッカリして落ち込んでしまいました。
思ったことは、そもそも、アンダーハンドパスで攻めのバトンパスができるのかな?ということ。
アンダーハンドパスというのは、走者間の距離を稼ぐことはできないが、確実にバトンを繋ぐことができるというもの。
攻めるならオーバーハンドパスでやるべきだが、今までアンダーでやってたものをいきなりオーバーではできないよね。
ただ、オーバーハンドパスは上手くいけばいいけど、世界のトップスピードで次走者の手に渡すのは、針の糸を通すぐらいに難しい。
今回も、女子金メダル、ジャマイカチームの1走→2走でテイクオーバーゾーンになりそうだったが、2走者がスピードを緩めてバトンを受け取った。
男子アメリカチームは予選で失格、中国は3走→4走の受け渡しに失敗してメダルを逃した。
というように、3回あるバトンの受け渡し全部うまく行くことはまれで、これまで日本がやってきたアンダーハンドパスはそれを回避してきてメダルに繋がっている。
見てると、山縣選手のスピードが速すぎが原因だと思う。
アンダーで受け取る加速ではなかった。
しかし、一番の敗因は、リザーブも含め選手全員の調子が悪かったこと、予選通過タイムが最下位だったので焦りが生じた結果でしょう。
やはり、一人二人準決勝で走るような選手がいないことには、リレーも影響あると思う。
今回、ボルトのような選手はおらず、アメリカ予選で失格、決勝に進んだチームはこれまでと比べてレベルは高くなかったので、日本は千載一遇のチャンスを逃してしまった。
短距離が強い国を見ると、リレーは決して好成績を上げているわけじゃない。
日本も個々のタイムがアップしていくと、リレーの結束力は失われるんじゃないだろうか、と前に考えていたが現実になってしまった。
リレーという競技は改めて難しいと思った。
運動会のリレーとは訳が違うのだ。