現代人の多くがミックスボイスができない原因は輪状咽頭筋にあり。 | 音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

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.ヘヴィメタルのハイトーンボイスに特化したボイストレーニングを受けてきた著者が高音域発声に特化したボイストレーニングをお教えします。

こんばんは‼︎

 

ヴォーカリスト兼ボイストレーナーのKです。

 

 

本日は今年最後のレッスンでした。

 

今年の春に愛猫の死に関わる病気をきっかけ

に会社を辞めてボイストレーナー専業になり

ましたが大した実績や肩書きもないのに生徒

さんには恵まれてありがたい限りです。

 

 

本当にこの場を借りてお礼申し上げます。

 

さて・・・今回は昨日に書いた記事の補足的

なお話になります。

 

 

喉頭懸垂機構を動かしている5つの筋肉群に

ついては昨日解説させていただきましたがそ

の中で喉頭を引き下げる輪状咽頭筋について

お伝えします。

 

ご興味ある方はお読みください。

 

 

ではさっそく本題です。

 

 

現代人の多くは喉頭を引き下げる輪状咽頭筋

がほぼ使えていないというのは先日も解説し

ました。

 

高音に向かうに連れて喉頭がうわずっての声

帯閉鎖が強まって発声が辛くなってしまう。

 

高音が出せない方ってこの問題を抱えている

方がすごく多いと思います。

 

カラオケで高音で無理に声を張り上げて声を

枯らしちゃう人はほぼこれが原因。

 

下図で言えばabcのいずれかか、もしくは全

ての筋肉群が過剰に働いてしまって緊張状態

にあるかあるいは引き下げる筋肉群の力不足

です。

 

本来高音域でその声にカウンターを当てて喉

頭を引き下げて閉めすぎた声帯閉鎖を進展さ

せることで弛緩するのに使われるべきなのが

輪状咽頭筋です。

 

下図のeがそれですね。

 

 

この輪状咽頭筋ってこの人間の喉頭懸垂機

構の中では最も強い筋肉なのですが現代人

の日常生活では通常使わない筋肉群のため

弱体化してしまってます。

 

フースラー先生の唱える音声衰弱症の1番の

原因と言っても支障ないでしょう。

 

 

逆に言えば喉頭を引き上げる筋肉群のa、b、

cについては日常生活でもある程度使う機会

は多いんです。

 

ただ喉頭を引き下げる筋肉群のd、eは結構

おざなりになってます。

 

7つのアンザッツの練習自体は喉頭懸垂機構

の全ての筋肉群をバランス良く鍛えるために

もやったほうが良いのですがその中でも最初

は引き下げ筋に作用するアンザッツを重点的

に行った方が良いでしょう。

 

特に輪状咽頭筋の機能回復は最優先です。

 

上記の図のdはアンザッツの2を地声で鳴ら

す事で鍛えられます。

 

胸についたしっかりした低音ですね。

 

eについては昨日もお伝えした通り、アンザ

ッツの6で鍛えられます。

 

6についてはeの輪状咽頭筋を下後方に引き下

げるようなイメージでハミングから練習して

みると良いかなと。

 

出てくる声はオペラ的な響きの音になります。

 

 

 

 

今回は以上です。

 

 

お読みいただきありがとうございました。