■「いま僕らに必要な道徳」文庫化決定!/日本人であることの誇りを/ほか | 高澤 一成 「真の哲学者とは」

高澤 一成 「真の哲学者とは」

■哲学・社会学・社会思想に基づく「社会衰退の克服論」
■成人道徳教育(啓蒙)の必要性と、道徳と自由の両立

■「いま僕らに必要な道徳」文庫化決定! ほか


11月26日、私は幻冬舎2号館の階段を上っていた―。


 自著を出して2年近く、いろんな方面への自著の献本も、返事すらなく、何ら社会的な反響もなく、そして本ブログ自体も反応が少なくなり、前回の記事「10月19日 【文科省・自民・朝日批判】日本人の誰もが知らない「1+1=2」の普遍的な道徳」を以て総決算とし、ブログの終焉と断筆を心に決めていた(…というか余儀なくされた)。
 自著の献本にお返事を下さったのは、2006年に私が投稿した「いじめ加害生徒出席停止案」を取り合って下さった、当時の文科大臣である伊吹文明先生ただ一人のみ。
 道徳を全否定する朝日新聞の紙面には、グループ会社である朝日新書のひろゆきや津田大介の著書の広告が踊る。
 日本に対する失意と絶望、私の心の中にはただそれだけしかなかった。
 
 だが心ある編集者からの電話により、私はもう一度物を書くことになった。
 編集者の方からの「高澤さんにブログを続けてほしい」という言葉がなによりの励みとなった。
 私は編集者さまに自著を評価して頂いたお礼を述べたが、「それは私一人で決めたことではなく、社内で決まったこと」という。

 

 しかし、すでにして齢(よわい)45。
 老いて名を上げた北条早雲や毛利元就、あるいは九度山を降りて45歳(48歳とも)にして大坂城に入った真田幸村のような気持ちである。
 だが心は、弱小の川浜高校ラグビー部、大映ドラマのスポ根の闘志に燃えており、45歳にして尚、「スクール☆ウォーズ」のオープニングで、ラグビー部の練習で疲れてぶっ倒れて岩崎良美のやかんの水を浴びる泥だらけの森田光男(伊藤かずえの恋人役)のような気持ちである―。

 山下真司 「高澤!おまえ、悔しくないのか!? おまえ、それでも男か!?」
 あるいは帝愛の地下強制労働施設からハンチョウ大槻とのチンチロに大勝して、地上への奇跡の生還を果たしたカイジか―。
 いずれにせよ、奇跡的な復活。起死回生である。


 45歳まで社会、すなわち省庁の官僚、政治家、自治体の首長、あるいはテレビ、新聞、出版のマスコミからも全く相手にされず、私生活においても、同世代以下の女性に相手にされず、孤立無援を極めていた―。

 但し、自著が出版されたときには、温かいコメントを下さった、ブログとAmazonレビューを含めて10人程度の心ある女性がいて下さって、大変励みになったことは感謝しなければならないことである。

 また本ブログ記事を投稿後に、毎回いいねを下さる方も、2~30人はおられて、これらブログ読者の皆さんがいなかったら、ブログの閉鎖時期が早まって、すでにこのブログをやめていたことは言うまでもない。

 同社で文庫化された本は、私が調べた新書、絵本、マンガ、写真集を除く225冊の単行本のうち、たったの6冊。
 つまりは2.66%。100冊中3冊も文庫化されない
 編集者によると、10人程度の編集者による「作品評価会議」によって、多くの項目を厳正に審査されて選ばれる確率は、全体ではその程度かもっと低いという。
 そして、なんと私の著書に対する評価はビックリするくらい、すこぶる高いものだった(本の後半は、他の作品をいくつも抱えている編集者とは連絡を取らず、短期間でブログと並行して「やっつけ」で書いたんだけどね…)。

 そして今年の11月に、実に3パーセント未満の確率で文庫化が決定されたのだが、私と同じく文庫化された数人の著者のうち、いく人かはご高齢のため、すでにお亡くなりになられているという―。

 私が編集者と面談しているブースで、ちょうど編集者の真後ろに、故渡辺和子シスター(修道女)の「置かれた場所で咲きなさい」のポスターが貼られていたが、私自身も過去に朝日新聞の広告で見た同著の文庫はなんと210万部を突破している。

 ただそれは、3,557万人の高齢者のうち、男性よりも多い女性の高齢者の方が多く購読されたのだと思う。
 無論、私の本は文庫化されてもそんなには売れないだろう。

 無論、彼らも編集と出版のプロ中のプロなのだから、「まったく売れない」ということもまずないと思う。
 編集者の方は「日本人は頭がいいのでわかってもらえる」と励まして下さった。
 「社内の在庫がすでに50を切っており、各書店でも取り扱ってもらっている」と。
 だが、私自身には全く反応がないので、全く実感が湧かず、期待はしていない。
 仮に日本人が頭がいいとして、文系であっても文学、小説、あるいは政治、経済であって、ことに私以下の世代は哲学や道徳には関心を持たれないだろうと。

 なにより私が執筆中に陳列を期待していた地元あきる野市の二大書店で全く取り扱ってもらえなかったことで、私の希望は地に落ちていて、無論、福生の書店や、立川の百貨店では置いてもらってはいたものの、本を出していたことすら完全に忘れていたのである。いや、あえて忘れようとしていた。
 さらには、誰もが知る政治家、著名人…どこにどれだけ献本しても、無反応、「完全になしのつぶて」である。中には私に自著を買わせたくせに、私からの無償の献本に対しては返事すらなしとか。元自民党のどこの誰とは言わないが。 


 そこに私の著書を高く評価する編集者の方から文庫化の吉報が飛び込んできた。
 編集者によると、今の時代は「新書よりも文庫」であり、私にとって文庫化は願ってもない僥倖(ぎょうこう)であり、また私一人の成功どうこうではなく、社会にとっても、未だ全く知られてない「道を踏み外さないための普遍的な道徳」を伝える機会となる。

 そりゃあ、10年前の「オーラの泉」の美輪明宏さんや「プライムニュース」に出られた曽野綾子さんが発せられた言葉には普遍的な道徳に通じるものがあり、多くの人に知ってもらいたいものではあるが、それは一過性のテレビのものであって、第一、哲学、社会学、社会思想を読みこんでいないと、80代である美輪さんと曽野さんのいったいどの言葉が普遍的な道徳に通じる金言であるかは判断できないのである―。

 私は完全に日本社会を見限り、あるいは見下げ果てていた―。
 無論、私自身の不徳の致すところ、人間愛が足りなかった時期というのもある。
 そして、道徳・哲学よりさらに道の見えないインダストリアル音楽に完全にシフトチェンジしようとしていた(髪も薄くなってきたので、そろそろプロディジーのキース・フリントのように逆モヒカンのパンダメイクにイメチェンしようかと。実際バリカンを買って坊主にはしていた…。英国でチャート1位にもなった名盤「ミュージック・フォー・ザ・ジルテッド・ジェネレーション」の名曲5曲(Break & Enter, Their Law, Full Throttle, Voodoo People, Poison)と「ファイヤースターター」は楽譜化して、音もシンセサイズして研究しているほどである)。
 

 したがって今回の文庫化で、「なんで一民間企業が公の道徳のためにそこまでやるのか?」という驚嘆と感謝がある。

 それは完全に国が日本社会のために、採算を度外視して、税金でやるようなことだから―。

 日本はすでにして道徳・倫理を放棄した、児童虐待の激増する「見下げ果てた国」。

 私がたとえ聖パウロでも、日蓮上人でも、ただ一人では絶対にこの国を救うことはできない。

 しかし私の予想は外れ、やはり見ている人は「いた」のである―。


 思えば2013年、幻冬舎のセミナーで児玉氏の話を聞いて同社の社風に共感してから5年。
 だが2013年当時は若手男性編集者に「道徳は酔っ払いの管巻き」と言われ、出版すらできなかった。
 しかし、今は完全に真逆の立ち位置にいる。
 私の数少ない理解者である、心ある若手女性編集者の道徳に対する理解が大きかったと思う。

 そして、以前にも書いたが、「いま僕らに必要な道徳」はあくまで「道徳の入門書」であり、普遍的な哲学の真理をほとんど書き切れていない。
 西部邁さんの「国民の道徳」みたいに広辞苑のようなブ厚い本にはならないが、書き溜めているものがノート3冊ほどあり、ブログと合わせて、書かなければならないことが山ほどある。 
 よって新著「○○(新元号)の道徳(仮)」が、私にとっては普遍的で理論的なメインの道徳の著書となる。
 だが、「いま僕らに必要な道徳」は単行本、そして来年秋の文庫と二つのバージョンで市場に流通することとなり、遅くとも来年4月の新しい元号になるまでに、その続編の原稿を書くという作業になるだろう。
 無論、その原稿は唯一の道徳の理解者(社、舎)である幻冬舎の編集者に第一にお渡しすることとなる―。

 

 11月26日、私はただ編集者の方だけに感謝していた。

 美輪明宏さんはよく、「まじめにやっていれば、世の中には必ず見てくれている人がいる」とか「蜘蛛の糸をたらしてくれる人がいる」というような表現をされるが、そういう出版社もあったのである。

 

 また、甚だ迷惑であると思うが、同社から「新しい道徳」を出版された北野武さんにも触れたい。

 私は何度か書いたが、武さんと同じ明治大学であり、私の父が武さんと同学年にあたり、私が小学生のときに生まれて初めて買った本が「たけしくん、ハイ!」であり、子ども時代に一番印象に残っている本である。そして30代後半、サマーランドで観覧車を回していた2010年に、秋川のブックオフでたまたま武さんの「女は死ななきゃ治らない」という本を見つけて購読し、「自分も本を出してみよう」と思って2012年に会社を辞めた。

 そして奇跡的にも、2015年に武さんが「新しい道徳」という本を出していたから、同社には道徳に対する理解があって、私も2016年に本を出すことができた。今年(2018年)正月に武さんが事務所から独立して、森社長の問題がまだ報じられていないときに弟子入りを希望して、残念ながら断られたけど(文筆活動への移行ではなく、森社長の問題で独立したため)、時系列的には弟子みたいなものなのかもしれない!? ただ、よく考えると、弟子になってしまうと、武さんを批評できなくなる(真の哲学者ではなくなる)からこれでよかったのかもれしれない!? でも、今の弟子思いの、いつ見ても憎めない、面白い人物である。
 北野武と明石家さんまは、二人とも存在そのものが「和を以て貴しとなす」の日本的な道徳であると思う。 




■日本人であることの誇りを  「Keep Japan Great Forever!」

 安倍政権は謙虚な物腰であり、外交や国会対応でよくやっている側面もあると思うが、「グローバリズム」の名の下、外国と財務省と経済界のプレッシャーに完全に負けて日本を破滅の道へと導いているのは疑いの余地がない。

 彼ら自民党の世襲政治家とは、「保身」と「名誉欲」しかないとは言わないものの、売国的で破滅的な政策を見る限り、それらだけがベースにあるのはまず間違いないので、まずは彼らを追っ払わないといけない。
 そのためには政治に無関心なノンポリの3557万人の圧倒的な数を誇る高齢者のうちの女性たちをなんとか説得して、自動的に「世襲ブランド」にすがりつく愚を今すぐやめさせなければならない。
 あなたがたがしていることは自分たちで自分たちの国を滅ぼそうとしていることである。

 無知・無思想で国家に命を賭けられない世襲のお坊ちゃん連中には国の舵取りは全くビタ一日も任せられないのである。
 今の日本には、今の国益を守るために、何の疑いの余地なく、卓越した哲学思想を持ち、トランプよりもはるかに強いリーダーシップを持つ強大なリーダーが必要なのである。

 まず「外国人労働力なんて必要ない」。
 

 なぜなら日本の失業者は150万人もいて、企業の内部留保は446兆円もあるのである。
 

 つまりは経済界が安い外国人労働力を買い叩くためだけに、日本社会をぶっ壊してでも外国人を入れたいに過ぎない。 
 

 その道徳のない、不祥事ばかりを起こしている、左翼の多い、消費増税をしろという、百田尚樹氏の言う「バカ団塊世代」が多い財界の意向を安倍政権が聞いているというだけの話である。


 もしくは「親日」である東南アジアの国の若い人たちに、日本では誰もがやりたがらない老人介護をやらせておいて、自分たち日本人だけは天国に行けるとでも本気で思っているのだろうか?


 私にはこれは「奴隷貿易」にしか見えない。倫理的に言って完全に「アウト」である。
 

 また、中国人を時給300円で働かせておいて、かたや世襲自民の平井卓也大臣は、生まれてすぐに自動的に西日本放送代表取締役社長に就任である。
 こんな不公平極まりない国家が果たして天国の側の世界と言えるだろうか? 
 無論、周永康が電力を支配して、一人で何兆円も持つ中国共産党のそれはもっとヒドいが、私が言いたいのは、実質、安倍政権が作り上げる国は中国共産党と相違なく、美しくも何ともない、神道の八百万の神々が100パー認めない、「清き明(あか)き心」のない、世襲政治家たちによる自己正当化と保身だけの「地獄絵図」なのである。

 まず日本は世界史上類を見ない「単一民族国家の超大国」である。
 単一民族は語弊があるという人がいるかもしれないが、他の先進国と比べて、極端に移民の少ない、つまりは日本語が理解できる、ほぼほぼ日本人だけの超大国である。
 東京の山手線や中央線の各駅は、他の先進国の首都ほどに栄えていて いかに韓国の「時」の政治家が、支持率を上げるためだけに日本に理不尽な因縁をふっかけても、ビクともしない。

 むしろ自分たちの卑しさを世界に知らしめるだけ。


 そして、むしろ客観的に物事を見ることができて、偉大と言われる韓国の大統領は親日であり、日本に因縁をふっかけた大統領はいずれも悲劇的な末路を辿っている。むしろ汚職隠しのためにダメ元でやっているのか。
 そもそもが韓国は本庶佑教授のようなノーベル賞受賞者を続々輩出もできないし、世界に誇れる無数のアニメやゲームもないし、F-1もないし、BTS(防弾少年団)のような子どものアイドルはいても、YOSHIKIのような世界屈指の偉大なアーティストはいないし、ありとあらゆる分野を見ても完璧過ぎて、強大過ぎる完全にアジア離れした、アジアの中の超大国である。
 それは韓国が小国ということではなく、日本がとてつもなくすご過ぎるのである。
 たとえロシアみたいに領土・領海だけをアホみたいに広げなくても、日本は日本列島だけで、とてつもない市場規模の、遼遠な文化を誇る、強過ぎる国である。
 ロシアで商業的に栄えているのはモスクワとサンクトペテルブルクくらいだろうが、日本には先進国の大都市が山手線の各主要駅にあるほどであり、あまりにも強大すぎるのである。
 いかにロシアが北方領土の支配を続けようとも、経済で日本に勝つことは120%永遠にできないのである。
 
 日本に生まれて暮らしている人には当たり前かもしれないが、超強大な単一民族国家の超大国のあり方を暗黙のうちに崩す政策には、どんなに支持率の高い世襲の政治家であろうとも、120%抗(あらが)わなければならない。

 無論、それは排外的な精神ではなく、たとえば日本の公用語を英語として、陸続きのユーラシア大陸で古代ローマがゲルマン化したように、とてつもない速さで、移民と同化する決断を各国民が選択できるかということである。 
 つまりは海に守られて地理的ラッキーにあった日本が、一気にクルド人のような陸続きの民族に近づく覚悟あるかということである。

 無論、国民的な議論を経ないまま、すでにして日本は安倍政権によって、世界第4位の「移民大国」。
 移民を受け入れるということは、ゆくゆく我々は、銃を持たなければ家族の命を守れなくなるということである。 
 治安が悪くて当たり前の、中国人による白タクなど、遵法意識のない国の人たちを多く受け入れるということはそういうことなのである。
 たとえ財布を落としても、日本では多く交番に届けられるが、たとえば中国にはそのような習慣は完全に「ない」。
 無論、今の日本は道徳が崩壊していて、若者なら届けない人も多いだろうが、大量に移民を受け入れると、転売目的での買い占めなど、一気に日本独自の慣習やマナーが破壊されてしまうのである。 
 先日、2年ぶりに新宿に行ったが、外国人だらけ。日本人も非常に多いが、外国人も多く、蟻の這い出る隙もない。
 そのほとんどが、経済、つまり「カネのためだけ」に日本に来ている。
 無論、日本は治安が良く、かつ自由である。外国では当たり前である銃や麻薬も、一般国民の日常生活においては、ほぼない。
 だがやはりカネ目当て。安い労働力が殺到し、世界的に見て高い人件費の日本人の労働力は、日本の政界と財界とによって追い払われるのである。
 

 日本の国益を守るためには「トランプ以上にトランプ」で、それでいて、哲学と人間愛のあるリーダーが必要なのである。
 

 朝日新聞や田原総一朗が何と言おうと、日本の民族は、たとえばトルコという国がなくならないように、絶対になくならないようにしなければならないのである。

 このまま行けば、世界は、日本は、本当に「格差地獄」になってしまう。
 面と向かって守らなければならない。
 アメリカのグローバル企業から、一人で何兆円も持つ外国人グローバル投資家から、中国、韓国といった「反日」の国々から。
 何事も「中庸」が第一であり、たとえば幕末は極端な鎖国をやめて開国しなければならなかったが、いまは極端な開国、中国人が日本の土地をガンガン買い漁れるが、日本人が中国の土地を買うことはできないというようなグローバリズムはやめて、裏で手を引く「反日」の中国共産党から自国を守らなければならないのである。

 

 また、中国で有名な俳優が日本人女性に暴行して重傷を負わせて逮捕されたが、もし同じようなことを日本人が韓国や中国で、それらの国の女性に対してやったら、「反日運動」が激化して国際問題になるだろう。

 それが逆に、2016年に韓国人が日本で仏像や墓石を大量に破壊しても、日本人に非難されるどころか、韓国の影響下にある電通が支配しているメディアがほとんど報道せず、ネットをやる人が少ない3557万人の高齢者のほとんどが、韓国人による、ばちあたりな大量破壊事件を知ることさえないのである。

 そして、もちろん、我々日本人が韓国で同じようなことをすれば、日本のそれとは真逆の対応であり、「反日」の韓国人によって激しい非難にさらされるだろう。

 

 

 

(11月23日 朝日新聞より)

 

 また、日韓関係を劇的に悪化させている、日韓請求権協定を逸脱した韓国側からの徴用工訴訟の問題も、看過(かんか)できず、従軍慰安婦の捏造問題で韓国寄りだった朝日新聞の特集でさえも、「あらゆることが慰謝料請求の対象になりかねない」と危惧していて、韓国の司法による賠償判決は新日鉄、三菱重工に続き、日本企業70社に及ぶと見られている。

 よって、率直に言うなら、中韓と日本とは全く対等でありえず、経済支援やインフラ整備をしてきたにも関わらず「反日」である中国と韓国がある限り、日本は中韓にやられたい放題であり、よってそういう「いじめ加害者」のような国がある以上、日本(だけ)はグローバリズムに流れてはいけないのである

 

(1990年代前半の私が大学生の頃は、ネットもなくて、今と違って中韓政府による「反日」や、日本人の韓国人・中国人に対する悪感情もなく、ゼミの人たちと折り合いが悪かった私は、御茶の水でアクセサリーを売っていたイスラエル人と、兵役を終えた7つくらい年上の二人の韓国人留学生と4人でミスドに行ったりしていたし、同じくらい年上で、文化大革命で多くの親族が殺されたという中国人留学生にも、私の作った出来の悪いインダストリアル音楽を聴いてもらったりしていた。今50歳くらいの彼らの世代は「全く」反日ではなかったが、明大で同じクラスだったパクさん、ソンさん、ワンさんは元気だろうか…)

 

 前の記事でも書いたが、亡くなられたアナン元国連事務総長はグローバリズム寄りの人であり、彼の出身国であるガーナなら失うものは全くないが日本なら、ゆうちょ(海外への流出を推し進めるのは小泉純一郎)、農林中金(同じく進次郎)、国民年金(同じく安倍晋三)と、グローバル投資家によって奪われていくお金がケタ違いに大きすぎるのである。三橋貴明氏の言をたぐれば、自民党の世襲政治家は、一人で何兆円も持っているような外国のグローバル投資家をさらにもうけさせようとしているに過ぎない。

 

 つまりグローバリズムとは、完全に「日本国民だけを標的にしている」と言っても過言ではない。
 TPPも加えた安倍政権が進めるグローバリズムから日本を守ってくれているのは最近、物を知り始めて対中強硬となり、日本に対して米軍駐留費負担を言わなくなったトランプちゃんであることは皮肉なことである。

 そして私はそのトランプのモットーを借りてこう言おう。

 「Keep Japan Great Forever!」

 日本人はもっと日本人であることに誇りを持たなければならない。

 そして日本から世界を良くしていくためには、哲学なき、道徳なき、中国共産党やら、あるいは日本にもいる、日本の社会システムを顧みない、利己主義なだけのグローバリスト(竹中平蔵など)に日本を蹂躙させてはならないのである。
 日本は日本流に、自由と民主主義の、復興大国、インフラ大国として、日本独自の伝統文化や、アニメやゲーム、食などといった、世界への貢献手段はいくらでもある。
 そしてどうしてもグローバリズムというのなら、外国人がこんな狭い日本に来るよりも、日本人が日本の技術や文化を持って外国に行けばいいだけの話である。YOSHIKIがL.A.に活動拠点を移して、ウェンブリーやカーネギーホールでライブを行っているように。
 

 日本は日本標準を世界に広めるが、外国が日本に関心がないなら、日本に来なければいいし、日本はグローバリズムやオリンピックにかこつけて日本を変えることをしてはいけないのである。
 私が就職活動をしていた1995年以来、23年ぶりくらいに東京メトロに乗ったが、切符売り場にも、貼り紙にも、英語以外に中国語、ハングルなど、いろんな外国語が書いてあって、事実、至る所に外国人もたくさんいたが(代々木八幡宮の近くに外人さんがメチャクチャいるなんて、神社を建てた13世紀の源頼朝の頃の武士もビックリしているが)、東京のあり方そのものがわずかな年月で、外国人向けに全然変わっちゃっている。
 

 ガーナやネパールの駅などの公共施設に、中国語やハングルの表示がいらないように、小さな島国に過ぎない日本にも全くいらないのであるが、日本「だけ」がそのようにしなければならないのは完全に日本人のカネ目当てだろう。


 人類共通の敵は「格差社会」であり、著しい格差や貧困のある中国やインドから極めて貧しい外国人が日本に来て、時給300円でこき使われたり、難民申請が認められず東日本入国管理センターで自殺するなど、ひどい目に遭うケースが多いが、貧しいがゆえの経済移民はすなわち「彼らの母国の格差の問題」であって、「完全にその国の内政問題」であり、日本が干渉することなどできない。
 日本は日本人の雇用と社会保障を守るためにも、EUのようにいたずらに移民を受け入れるわけには「絶対に」いかないのである。
 EUだってすでにして人口が爆発的に増え続けるアフリカからの移民を受け入れることが完全に無理だと感じて、国境を警備しているのである。

 しかし日本は、安倍政権は、欧米から1周遅れて「移民を受け入れる」などとほざく。

 

 つまり「格差」とはグローバリズムによって媒介される病気の「がん」であり、世界中で日本だけはがんになってはならず、つまり日本から、自由、平和、民主主義、治安、生活水準の高さを、「格差」のある他の世界に広めていかなければならない。
 
 つまりその大元である秩序立った、単一民族の超大国日本だけは「人類最後の砦」として守らなければならない。
 

 経済大国、復興大国、インフラ大国のこの国を。

 

 日本は平和の象徴である広島もそうだが、世界を救済できる、完全にして唯一の国である。

 

 そしてその使命を、この国で迫害され続ける私だけは請け負っていることはないとしても、外国の政治家やケタ外れのカネ持ち、グローバル投資家と馴れ合う、「保身」しかない世襲の政治家ではだめなのだ。
 それは幕末の黒船来航にあって、国家観なき江戸幕府(=自民党)を存続させるに等しい愚であろう。
 つまりは真の維新の時が来ていると言っても過言ではない。

 仮に外国人労働者を受け入れたとしても、スーパー御曹司の平井卓也大臣と時給300円の中国人のように日本国内に歴然とした「格差」が生まれる。
 そして日本の経済力、豊かさとは、絶大な「格差」が当たり前の他国では全く皆無であるような、購買力のある「中流階級、中間層のブ厚さ」を中心とした、いわば圧倒的大多数の均質的な豊かさによって成り立っている。

 
 たった4兆円ぺっちょの外国人観光客なんか全くあてにせずとも、300兆円規模の国内消費をベースに、みんなが安全かつ豊かに生きる理想的な社会を維持するべきである。
 

 よって、外からの価値観、つまり「格差」という「がん」しかもたらさないグローバリズムなんて完全に「糞食らえ」だ。

 

 また、近年の日本は安倍政権・「国賊」財務省の「緊縮」によって、実質消費が15%も減少して、残念ながら著しく貧困化している。

 そして政府は生産性向上と技術革新(イノベーション)のために、今すぐ「緊縮」をやめて国立大学に十分な研究費を投じなければならない。

 たとえば、世界中でスタンダードとなっている電極を使う人工網膜とは全く違う特殊なフィルムの、格段に解像度が上がる人工網膜を研究している岡山大など、世界的に見ても、革新的な研究を進める国立大に研究費を投入するべきだ。

「国立大の法人化は失敗だ。財源である「運営費交付金」を削減したのは矛盾している。
運営費交付金を増やしている国は、研究力も上がっている。
欧州などのように、国は財源を保障して大学を大事に育てるべきだ。
財務省は『お金は出せない、』と言って放り出し、お金は産業界から取ってこいと財務省は言うが、背中を押すのは官だ。財務省や内閣府が動かないと産(産業界)は動けない。」
(国立大学協会会長 山極寿一 朝日新聞 2018年10月20日 )

 

 

 そして貧しい外国人が日本に来たって格差は埋まらないし、むしろ格差が拡大するばかりであり、安価な労働力の流入によって、当然日本人の賃金も下がり、日本人の中でも格差はさらに広がって、事実、外国の高度人材は日本には来たがらない。
 つまり、日本が治安がいいのは、中流階級が大半で、生活水準が高いためであり、このままの状態で他の国のように圧倒的な貧富の格差ができてしまえば、当然、戦後メディアによる道徳の破壊と、遵法意識の希薄な外国人の増加と相まって、治安も圧倒的に悪くなる

 まして時給300円など、安価な労働力の外国人は、日本では何も買うことが出来ないので、日本経済のためにもならない。
 ましてや自民党の世襲政治家は消費増税を目論み、さらなる「格差」を作ろうとし、すなわち、この国を完全に「がん」にしようとしているのである。

 

 また、秋篠宮さまが「身の丈に合った儀式に」、つまり「22億円もの多額の税金を使って大嘗祭(だいじょうさい)をやるよりも、内廷会計だけでやりくりして、お金のかからないかたちで大嘗祭をすべきである」という主旨のことを仰せられ、憲法との兼ね合いはもちろん、「格差をなくそう」とお考えになられているのに、宮内庁に一蹴されたことで不満を吐露されていた。

 政治家や官僚は、身の程知らずにも、皇位継承順位第一位になられる皇嗣(こうし)のお言葉を意にも介さず、それがまるで自分たちのお金であるかのように、湯水のごとく血税を使って、格差を広げようとしている。

 

 秋篠宮さまは、29年前に今上天皇が即位された、その翌年の平成2年に、大嘗祭で多額の税金が投じられて、その元号の時代は、結果として日本の道徳観が破壊され、激甚災害が相次いだ「災厄(さいやく)の時代」となってしまい、来年も税金の無駄遣いを踏襲(とうしゅう)することで、「平成」と同じような凶事が繰り返されることを危惧なされているのかもしれない。


 

 世界中の格差を是正する上で、外国人が貧しさから抜け出すためには、利己的かつ安直に日本に来るのではなく、自らの手で愛する母国をなんとかしなければならない。
 4,000年の歴史にならって、中国共産党をぶっ倒し、タックスヘイブンなど、海外に400兆円もの資産を隠す、ならず者の習近平、太子党を追い出さなければならない
 だが、私がそれをやろうとすることは内政干渉だ。
 母国では「くまのプーさん」すら見ることのできない日本にいる中国人の皆さんよ、日本に来ているのなら、ただひたすら習近平の悪事を知れ。
 ノーベル平和賞を受賞した劉暁波さんが殺された今、私にとって日本に来ていい中国人は孫文だけだ。 
 
 無論、日本の中にも歴然とした「格差」がある。生まれただけで政治家になれるような、自民党の政治家たち、都心に土地、不動産を持つ者、大株主…。
 今までの人生で、無知・無思想な中央の政治家、官僚、メディアの大部が私の敵だ。
 だが、私は私一人のルサンチマンだけで動いているのでは「全く」ない。

 少なくとも私一人は、「日本のため」だ。

 そして、自民党の政策によって怒涛のように押し寄せる外国人から守らなければならない日本の心臓である今の東京都のトップが、移民推進議連の会長だった小池百合子であり、都民の大半はそういうことすらご存知ではないから、彼女が立候補したとき、私はあえて都庁に行って、都庁職員から都知事選に立候補するための説明を聞いて、書類をもらいに行ったのである―。

 しかし、残念ながら私は増田氏に投票したものの小池都知事が誕生し、「ダイバーシティー」などとうそぶいて、東京を渋谷のハロウィン騒動など、善悪定かならぬぐちゃぐちゃの状態にしてしまったのである。

 (11月29日、12月6日 日刊スポーツより)



 日本は世界の他の国など全く眼中に入らないくらい、ただ一国だけで、ただすさまじい国なのである。
 だが哲学や道徳・倫理に関しては「1+1=2」もわからないほどのおバカさんなので(具体的には官僚、政治家、メディアの文系の団塊世代)、日本という巨獣を、数十年後には少子高齢化で弱まりつつある巨大国家を、なんとか正しい方向へ導かんとしているのであるが、当の若者、特に男性は全く聞く耳持たずであり、道徳を排斥してきた戦後メディアと有害なエセ知識人とネットの影響からか自己批判できないため、人としての成長性に欠き、ただでさえ人口が少ないのに、児童虐待や特殊詐欺などの犯罪、自殺が増えているというのである。

 ただ、私がいる限り、日本という巨獣を、グローバリズムが媒介する「がん」に毒させることはないぞ。

 同志(私が勝手に思いこんでいるだけだが)、三橋貴明にこの国の未来を託す。


 


■10-11月 大手企業・公人・公職者による非道徳不祥事 まとめ
10月5日 大阪市立中の女子バレーボール部の男性教諭が部員への体罰で解任 
10月8日 農水省の54歳の職員が横浜市の飲食店で従業員を殴って逮捕 
10月10日 山形県警の警部補と巡査が警察学校の試験でカンニングをして処分 
10月11日 板橋区の40歳の医師が16歳の女子高校生への児童買春で逮捕
10月12日 新発田市の教育長が自殺した男子生徒の遺族に「お前」と発言して辞職
10月14日 国土交通省の36歳の課長補佐が女性のスカートを盗撮して逮捕
10月15日 工藤彰三国土交通政務官の政治団体が政治資金収支報告書不記載
10月16日 千葉県の43歳の中学校教諭が10代の少女にわいせつな行為をして逮捕 
10月17日 KYBは免震・制振装置に検査データの改ざんがあり不適合品を出荷したと発表 
10月19日 津市・津商業高の陸上部顧問の54歳教諭が女子高生のスカートを盗撮して逮捕 
10月20日 草加署の22歳の巡査が急死した男性の遺族から82万円をだまし取り逮捕
10月20日 東京富士大の女子ソフトボール部の70代監督が部員へのセクハラで辞任
10月25日 都庁の福祉局の元課長代理の男が220万円をだまし取って詐欺で逮捕
10月26日 NHKの「おはよう日本」担当CPが女性のスカートにスマホを入れ、逮捕
10月26日 プロ野球志望届の21歳の外野手が路上で10代女性の体を触って逮捕
10月26日 向日町署の34歳の警部補が女子高校生を引き倒して体を触り逮捕
11月2日 JAL副操縦士が英国で基準値の10倍のアルコールを検出されて逮捕
11月2日 サッカーU-17女子日本代表の楠瀬直木監督が女性職員にハグをして辞任
11月2日 片山さつき氏による現金の授受と国税庁への口利き疑惑が報じられる  
11月4日 参議院事務局の職員が電車内で網棚のバッグを盗み逮捕 
11月6日 NHK佐賀放送局の局長が女性スタッフの風呂に侵入するなどして解任
11月6日 プロレスラーの森嶋猛が支払いを拒否してタクシー運転手を殴り逮捕   
11月6日 山崎翔一青森市議(28)が「年金暮らしジジィ」などとツイートし謝罪
11月7日 歌手で作曲家のSHIKATAが大麻を所持していた疑いで逮捕 
11月7日 片山さつき氏が代表を務める政治団体が政治資金収支報告書を再訂正
11月7日 葛飾区のバス操車場で46歳のバス運転手が乗客から財布を盗み逮捕
11月8日 元国会議員の秘書が8年前の1億円の強盗事件で逮捕 
11月8日 千葉市の21歳の消防士が16歳の少女にツイッターで性行為を強要して逮捕
11月10日 東大寺の69歳の上院院主が20代女性への強制わいせつで書類送検
11月12日 金華山黄金山神社の宮司が国立公園に2トン分を不法投棄して逮捕
11月13日 元お笑いタレントで俳優の北原雅樹が飲酒運転で逮捕 
11月14日 26歳のアクション俳優が女子高生のスカートを切り裂いて逮捕 
11月14日 片山さつき氏が代表を務める政治団体の450万円の収入の記載漏れを訂正
11月14日 名古屋経済大高蔵高校野球部で元プロ野球の酒井弘樹が部員に20分間暴行
11月15日 茨城県の22歳の小学校講師が小4女子にわいせつ画像を送らせ逮捕
11月16日 日本テレビ社長が「イッテQ祭り」のやらせ疑惑を謝罪し同企画の休止を発表
11月16日 秋田大・大学院職員が実験器具に漂白剤を入れ講座を妨害  
11月16日 京都府教育委員会の指導主事が女子高校生に体液をかけ逮捕
11月17日 日刊スポーツ社員が大麻所持・密輸で逮捕され、解雇
11月18日 松山商業高の男性教諭が部員に膝蹴りなどの体罰をしていたことを公表
11月20日 埼玉県立高校の男性教諭が勤務先で女子生徒や女性教諭を盗撮して免職
11月25日 沖縄県警の39歳の警部が量販店で万引きして逮捕  
11月26日 外務省の46歳の課長補佐が歌舞伎町で覚醒剤を所持していたとして逮捕
11月26日 50歳の医師が無免許でポルシェを運転し猛スピードでトラックに追突して運転手を
死亡させ逮捕
11月26日 交野署の26歳の巡査が女性のスカートにスマホを入れたとして逮捕
11月27日 カシオ計算機の61歳の元部長が架空発注で4億円以上をだまし取って逮捕



■学生による犯罪、いじめ、児童虐待
 

10月5日 今年1~6月に虐待の疑いで警察が児相に通告した子どもは昨年同期より6,851人
多い3万7,113人に上り、過去最多に 
10月12日  東急大井町線の北千束駅で高校3年の男子生徒が飛び込み自殺
10月17日  慶大2年の22歳の男が泥酔した女子大生に性的暴行を加えて逮捕 
10月24日 「ミスター東大」ファイナリストの東大生が30代女性に性的暴行を加えて逮捕 
10月26日 全国の小高校で2017年度に41万4378件のいじめが把握され、前年から9万件増
えて過去最多
11月6日 八王子市教育委員会は中2女子が自殺した問題でいじめがあったことを認める   
11月10日 追手門学院大4年のアメフト部主将ら二人が大麻所持で逮捕

11月18日 日大生2人がサークル会費を取立てようとして強盗で逮捕 
11月29日 大阪市大正区の30代の両親が生後4カ月の次男に重傷を負わせ逮捕

 

(10月18日、 10月24日、11月20日 TBS 「ひるおび!」内 JNN NEWSより)

 

 道徳の皆無な、日本の犯罪者大学生たち。

 戦後の日本は道徳を排して、アホみたいにこういった前途なき若者たちを生み育ててきた―。

 無論、日本の若者の特殊詐欺が倍増しているのは、前述したように、そもそもが自民党の政治家たちが完全に合法的な詐欺師みたいものだからであるが。

 そういう社会の空気は、目に見えないかたちで下の世代に伝染するものである。

 特殊詐欺や児童虐待も含めて、これら、罪を犯してしまった若者たちには、社会奉仕として介護職員の業務を数年間させるべきと思う。無論、悪いことをするものとして、24時間監視カメラを回し続けなければならないが。

 超少子化のご時世、若者はすぐに罪を償って社会復帰してほしいが、特殊詐欺を根絶するためにも、若い人たちにはパブロフの犬がごとく、「詐欺をしたら即国家権力で介護職員の業務」という条件反射をさせるべきだと思う。

 

「特殊詐欺摘発、少年が最悪 

今年1~6月の『おれおれ詐欺』などの特殊詐欺の…摘発者に占める少年の数は倍増し、年間でも過去最悪となる勢い。年間での最多は昨年の480人(上半期182人)だったが、今年は上半期だけで368人と急増している。」

(2018年8月3日 日刊スポーツより)

 

 だが、無論のこと、私はこの国では全く認められておらず、デュルケムの社会学的に言って一番効果的である理論的な道徳教育は難しいので、罪を犯した若者の更正は、社会奉仕活動だけでは不充分であり、困難を極め、非常に前途は多難である。

 そして、よくよく考えれば、これら若者とは、私の子どもくらいの世代だから、これら犯罪者の母親たちは私とは話もしてくれなかったような、私と同世代である団塊ジュニアの道徳のない排他的な女性たちということにもなる。

 ―であるから、こうした病みきった社会の人たちに道徳を伝えることがいかに至難であるかおわかりいただけると思う。

 モンスターペアレントやクレーマーと呼ばれる女性が社会問題になっているのもこの世代からである。

 ましてや生理的に好きな男性としか会話せず、子どもを生み育てていない団塊ジュニアの女性の方が圧倒的に多いのだから、日本はそれほどまでに圧倒的に道徳とは縁遠い。

(無論、それは女性の「社会的稀少価値」という、見た目だけを頼みとする女性のことであって、いい人やまじめな人も多いのだが。また、出生率の高い西日本の女性の方が、コミュニケーションくらいは取れる女性が多い)

 

 道徳論については、前回の記事「10月19日 【文科省・自民・朝日批判】日本人の誰もが知らない「1+1=2」の普遍的な道徳を参照してほしい。

 

 

■破滅へ向かって

 

 私の心の中には絶対的なアーティストであるX JAPAN、YOSHIKIのピアノの旋律と、屹立(きつりつ)した精神のメロディーが頭にある。私が目にする風景にはいつもYOSHIKIの音楽が流れている。

 なにせ「Blue Blood」 と「Jealousy」 のアルバムとスコアまで持っていた高校生の頃から45歳まで。

 とにかく長い。

 Unfinished, Silent Jealousy, Crucify my love, Dahlia, Tears, Without You, Scarlet Love Song, I.V., Jade, Hero そしてLa Venus。 

 ピアノを弾くことができない自分がもどかしい。

 だが私はYOSHIKIとは異なり、インダストリアルミュージシャンであり、そしてそのジャンルをやろうとしていたHIDEが夭折しなければ、少しは私が活躍する場も日本にあったのかもしれない。

 また、私は日本で知られていない「EBM」というジャンルのミュージシャンであるが、テレビ番組か何かで、YOSHIKIがL.A.のスタジオに女性をゲストに呼んだとき、無数に保有しているシンセサイザーでテクノ音を披露していたのだが、女性に「何に使うんですか?」と問われたとき、シンセを弾きながら笑って「EBMとか」と答えたのである。

 YOSHIKIはいつか本気でEBMをやるつもりなのだろうか?

 そして、X JAPANの音楽とはピアノ、ギター、ベース、ドラム、ストリングスなど、使われる楽器が固定化されており、またそのようなジャンルである。

 だが、私のインダストリアルやEBMとは70とか80チャンネルものX JAPANはおろか、テクノ音の多い日本の音楽シーンでも使われないような様々な音が入る。

 そしてそれも完全に全部自分で作ったものだ。

 ただ、YOSHIKIは音圧とか各種エフェクターの使い方など、ミキシングにも大変精通していて驚いた。

  その動画はYouTubeで残念ながらなくなってしまったが、私はいち早くプロになって、EBMをやろうとしている(?)YOSHIKIに私のEBMを聴いてもらうことが(このブログを読んでいる人の誰もまともに取り合ってもらえないだろうが)、私の夢である。

 だが、「日本には協力者、理解者が一人もいない」という点では、道徳と同じであり、ここまで時間がかかってしまった。

 私はただひたすら世界に向けてインダストリアルとEBMで突撃していくだけである。

 ただ、私はYOSHIKIのように、音楽をやろうとしているのでもない。

 

 そこには社会的だったり、普遍的だったりする詞藻を乗せている。

 哲学や道徳も、そしてインダストリアルやEBMも、日本人の誰もがやろうとしないことをただやりたい。

 逆に言えば、日本で全く誰にも相手にされないこの私は私であり続けることができない。

 

 日本は未だ私にとっては、この上ない地獄であり、日本では、今の私は、東京に上京して以来、孤立感と絶望感「しか」ない。

 

「世界はまさしく地獄にほかならない。そして人間は一方ではそのなかでさいなまれている亡者であり、他方では鬼である。」(ショウペンハウエル著 斎藤信治 訳「自殺について」)

 

  私個人にとっては、排他的な人だけから成る日本そのものよりも、X JAPANの価値の方が大きい。

 なぜなら、破滅を意識する X JAPANを聴いているときだけが、私にとっては癒される時間だからだ。

 私を裏切らない日本人はいないが、X JAPANの音楽だけは私を裏切らない。

 

 

 かつてキリストは「預言者は母国では迫害される運命にある」と嘆いたというが、「私を認める人がこの国には全くいない」というのが、私には何よりの励みになる。

 

 道徳的にも音楽的にも全く味方がいないというのは素晴らしいことだ。

 そして、私には私に対する絶対的な自信と信念がある。

 

 私は戦い続ける。