カメラのはなし(パート28) | ニッコールのおきらくブログ

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航空初心者、偶にジャンク紹介...
投稿ペースはまちまちですので気長にお待ちください。

 

 

どうも、NIKKORです。

 

 

今日はカメラ紹介ってわけでもなく、検証ってわけでもないんですけど、最近見かけるようになったある事象について何となく書き連ねていこうと思います。

 

 

 

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  ”前提知識”を持たないカメラ持ちが増えている件

最近は、ネットが普及して、今まで日の当たらなかった分野にも新規参入者が増えています。

 

それはカメラジャンクの界隈でも同じことで、最近目に見えてカメラを扱う若い人が増えたなと感じます(と言いつつ、自分もその一人ですが…)

 

やたら界隈の人口が増えると起こる現象…

 

母数が増えると「え…お前それ基礎中の基礎じゃん…」ということすら知らない人がやっぱり一定数存在します。

 

あまりにもニッチな知識とかは別に知らなくてもいいと思いますし、主も完全に知り尽くしている猛者では当然ないわけですが、中には本当にその知識量でよく扱えてるよなというレベルの人も…

 

まぁ、そんな感じで、今日は自分が今までにカメラ関係で出会った中で「え…お前正気か?」と耳を疑うレベルのものをいくつか紹介したいと思います。

それではレッツゴー()

 

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  正気か?その①「なんかSDカードが読み込まないんだけど…」

まずはジャブ程度の内容ですが、これは自分が高3の頃のはなしですね。
当時自分は写真部に所属しており、そこでいろいろと面倒ごとを引き受けていました。(カメラのメンテナンスとか

 

ある日、部長か副部長かどっちだった忘れたけど、部員の一人が「SDカードが読み込まないんだけど壊れたのかな?」と言ってきました…


EOS Kiss X3 - キヤノンカメラミュージアム

画像:キヤノンカメラミュージアム

その時その部員が持っていたのは、部費で購入したEOS kiss x3…


その子曰く「自分の持っていたSDカードを入れたらエラーがでた」とのこと。

 

そういって渡してきたカメラが吐いていたエラーは「Err 02 カードにアクセスできません。カードを入れなおすか、交換するか、このカメラで初期化してください

 

 

最初はカードが死んだんじゃない?とも思いましたが、自分みたいに一日数千枚撮ったりとかするわけでもないし…

 

やっぱ、”アレ”だろうなぁ…

 

 

(ちょうどいい写真素材がなかったので、作画崩壊したイラストにて失礼いたします...泣)

あ…やっぱりね()

刺さっていたのはサンディスクのSDXC…

 

 

x3の発売は2009年4月、SDXCの規格自体は制定されていましたが、発売が開始されたのは同年8月…(ちなみに64GiBモデル)当然ながらx3は非対応です。

 

 

「そういや部に導入した時にSDカードの互換性についてあらかじめ説明してなかったわぁ…((」と内心焦りましたが、その直後、部員が言い放った衝撃の一言…

 

 

 

「SDカードに種類があるなんて知らなかった…」

 

 

 

は……?!

嘘だろ…正気か…?

 

 

え…?知らないことある?
あんたそれでも一応写真部よな?

 

 

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何かの冗談かと思いましたが、マジで知らなかったようです。

 

 

SDXCの規格誕生から15年…世の中に普及して大半のデバイスはSDXCに対応している今の世の中、SD=SDXCという考えを持っている人も少なくはないのでしょうか…

でもSDHCに関しては今でも普通に売ってますし…さすがにカメラを積極的に扱っている人間なのであれば知っているはずなのですが、認識のズレとはこれはまた恐ろしや。

 

 

ちなみにSDカードの”SD”とは何ぞやという人もたまに見かけます。

SDはセキュアディジタル(Secure Digital)の略で、大手レコード会社が中心となって音楽データの著作権データの統一規格を設立した業界団体(Secure Digital Music Initiative)が制定するSDMI規格に適合した記憶媒体ということで、Secure Digitalの頭をとったSDとなったのが始まりです。

 

ですが、SDMI対応機器がなかなか普及しなかったのもあり、SDHC規格制定時に設計規格にSecure Digitalと記載しなくなったため、今日では特に頭文字に何か意味があるのかといえば特にないと言われています。

 

今考えてみれ、音楽の著作権保護とはいえ、普及していればマジコン(いわゆる割れROM)とかの蔓延もある程度は阻止できたんじゃないかなぁ…と考えてみたり見なかったり。

 

 

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  正気か?その②「AFがね…うごかないの…((」

これもさんざんっぱら公式が言っているのにいまだに理解してる人が少ない事象ですが…

 

D3000 - 外観図 | ニコンイメージング

(基本的にエントリーモデルで採用されている仕様という性質上、やはりこういったレンズ事故に巻き込まれやすいのだとは思う)画像:ニコンイメージングジャパン

NikonのDタイプや初期のGタイプニッコールなど、いわゆる無印AFニッコールをD40以降の二桁下位モデルやD3000・5000シリーズにつけてAFが動作しないという盛大なボケをかますアレです()

 

(Nikonが初めて世に送り出したAF一眼「F3AF」。一般向けではないが、実は一般向けの初AF搭載機であるミノルタ α‐7000よりも登場は2年早い。またそれ以前にもF2の派生として試作されたことがある模様…)画像:Photo&Culture,tokyo

Nikonのフィルム時代のAFというのは、モーターによる伝統的な物理制御です。

今みたいにハイテクな制御なんか当然ありません…

 

ニコン AF 35-70mm F3.3-4.5 (旧)

(Ai AF Zoom Nikkor 35‐70㎜ F3.3-4.5 D、画像のはF‐501と同時期の1986年に発売された初期型。その後1989年に焦点窓を廃止し小型化された後期型のAi AF Zoom Nikkor 35‐70㎜ F3.3-4.5 D〈NEW〉として再登場する。)画像:カメラのキタムラ

AF初期のレンズは、絞り情報を絞り環の窪みとボディ側のAi爪をかませて伝えていたAi AF Nikkor が大半でした。

 

写真:AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6G

AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6G。Gレンズのローンチ製品で、標準ズームのAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6Gと共に、単品販売のほかにNikon Uのキットレンズとしても同梱された、EDレンズは使用されておらず描画性能はお察し…)画像:ニコンイメージングジャパン

その後2000年代になるとに、絞りが廃止され、絞り情報が電子制御となるGタイプレンズ群が登場。

絞り環を無くすことによって、構造が簡素化しかつ軽量画も図られましたが、AF自体はまだモーター駆動です。

 

 

問題はここから…

 

【D50】

画像:ニコンイメージング

2005年6月末に発売されたNikonでは初となるエントリー向けデジタル一眼レフのD50。

 

しかし、今までの機械式AFとの互換性を図るため、AF駆動用の動力機構はそのまま残されることとなりました。

 

 

そうなると、問題になってくるのはボディーの小型化。

 

EOS Kiss Digital N - キヤノンカメラミュージアム

画像:キヤノンカメラミュージアム

物理的な駆動機構を採用しているため、思い切った小型化ができず、D50発売の3か月ほど前に登場したEOS kiss Digital Nに惨敗する方となってしまいました。

 

 

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「市場は今まで以上の小型化を求めている」

 

 

 

互換性と小型化どちらを取るべきか…

 

 

考えを重ねた結果、技術陣は思い切った決断をします。

 

 

 

 

画像:主撮影

 

………取り払おうッ!!!

 

結果、今後はレンズ内にパルスモーターを搭載したAF‐Sレンズの普及が進むとし、エントリー向けには従来との互換性を考慮しないことを前提に、AF-Sレンズ専用のエントリー機を開発することになります。

 

 

ニコン Nikon D40 AF 18-55mm レンズキット デジタル一眼レフ カメラ 中古 初心者おすすめ SDカード付き :  d40-18-55-z : トレジャーカメラ - 通販 - Yahoo!ショッピング

画像:ニコンイメージング

 

そして、そんな思い切りの果てに登場したのがこのNikon D40です。

 

AF駆動部を大胆に取り払い、その分トコトン小型化と軽量化に舵を切ったおかげで、ボディー単体の重さはD50の時にさんざん煮え湯を飲まされたEOS kiss Digital Nよりも軽い475gとなります。(後出しの時点でもはや辛勝レベルな気もしなくもないけど…)

 

 

しかし、この小型化が後に一部で悲劇を生むことになろうとは…

 

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高校2年の頃

 

友人と写真部と兼部していた鉄道部で活動に勤しんでいたところ…

 

唐突に先生に呼び出されました。

 

一体何があったのかとその先生のもとに行くと、一人の生徒(カメラ女子)がカメラを持って待っていました。

 

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5000 レンズキット D5000LK

画像:ニコンイメージング

そのカメラ女子が持っていたのは、NikonD5000で、確かだけどシグマの樽レンズ(AF28-80mmF3.5-5.6 マクロあたり?)を装着しました。

 

 

どうやら、AFが効かないとのことらしいですが…

 

正直焦点距離的に何となく理由がわかりそうな気もしなくもないですが、ほかに原因があるかも分からないので一応見てみることに。

 

 

うーん、見た感じレンズ側にフォーカス切り替えスイッチはないし、カメラ側のフォーカスモード設定もAF‐A設定だったから問題なし…

 

 

”となるとレンズ側のメカニカルトラブルかなんかかなぁ”と思いレンズを外しレンズのリア部分を見てみると。

 

 

シグマ AF 28-80mm F3.5-5.6 MACRO ニコン用 by メルカリ

画像:メルカリ

 

あぁ…だろうと思ったよ((呆

 

案の定CPU接点が5発でAF用モーター用の爪もしっかりありましたとさ。

(てかこんなジャンク棚の片隅に置かれてそうなレンズ、どっから持ってきたんだよ…)

 

 

で、そのカメラ女子に「このレンズはこうこうこういう理由でAF使えませんよ」って説明もしてあげましたが、なんかあんまし理解してなさそうな雰囲気が出てたので、おそらくまたやらかすんだろうなぁと勝手に思ってたり…()

 

 

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  正気か?その③機能を使いこなせないし、カスタムもしない。

みなさん、普段デジタル一眼を使用する際、撮影モードは何に設定していますか?

自分は前にもちょくちょく話している通り、マニュアル一択です。

 

どうしても古いカメラばっかり扱っているもので、カメラに任せにするとどんなのが出来上がるかわかったもんじゃないのでね…

 

そういえば、自分が所属していた写真部で、ある時カメラの設定を何にしているかを個人的に調べてみたことがあるのですが、マニュアルで撮影していたのはまさかの自分のみ…

 

他はプログラムオートが少々と全自動が大半…といった感じです。

 

 

 

まぁここからは個人的な持論なので、あまり深く聞かなくても大丈夫ですが、一眼を持つ以上、フルオートで撮影は正直言って恥ずべき行為だと思っています。

 

確かにカメラ任せで自分は何もしなくてもそれなりの写真を量産してくれるというのは、なんとも気楽なものです。

 

ですが、それで本当にいいのでしょうか?

 

道具を使うというのは、道具とそれを考えて操る人間がいて初めて成り立つものだと自分は考えています。

 

人間側が考えることをやめ、ただ機械任せで写真を撮り続けるというのは人間側の存在価値が無いものと一緒です。

 

個人的な定義として、道具とは物+人が絶対条件の中、人間側の存在価値が無くなってしまったら、道具はただの物へと成り果てるだけであって、それ以上なんの価値も生み出さなくなってしまいます。

 

せっかく最高の写真を生み出せる道具を持ち合わせているのに、何も考えずにbotのようにシャッターを切りまくる。

 

 

てめぇら監視カメラか?それともドラレコかなんかか???

 

 

せっかくきれいに撮れるカメラがあるんだから、個人的には最大限活用してくれたらなぁ…と。

 

以上。戯言でした。終わり!!閉廷!!!

 

 

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  あとがき

さて、ほとんど高校時代の愚痴になってしまいました、申し訳ないです。

まぁ所詮クソにわかの戯言なんで、マジで受け止めないでほしいですね()

 

特にこれ以上書くこともないので、終わります。

 

 

また次回…

 

 

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