☆時事通信☆
体操のロシア勢が、パリ五輪に出場する可能性がなくなったと7日、タス通信
など同国メディアが報じた。五輪大陸予選を兼ねるワールドカップ(W杯)
4大会のうち3大会を欠場し、予選通過に必要なポイントが獲得できないため。
ウクライナ侵攻の影響により、国際体操連盟(FIG)の条件をクリアしたロシア
選手は国を代表しない「中立」の立場でのみ国際大会への出場が認められるが、
FIGが公表している一覧にはまだロシア選手の名前がない。また欧州連盟は
FIGの方針を受け入れずロシア勢の国際大会出場を認めていないため、同国勢は
五輪大陸別予選を兼ねる4月の欧州選手権にも参加できない。
体操の強豪国でもあるロシアは、同国オリンピック委員会(ROC)として出場
した2021年東京五輪で男女とも団体総合を制し、男女個人総合でも銅メダルを
獲得した。