「男と女」「モンパルナスの灯」「甘い生活」仏女優アヌーク・エーメさん死去 92歳 | ☆Precious Days☆

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「男と女」(1966)などで知られるフランスの女優、アヌーク・エーメさんが

6月18日(現地時間)パリで死去した。92歳だった。娘のマヌエラ・パパタキス

さんがソーシャルネットワーク上で発表した。


1932年仏パリ生まれ。本名ニコル・フランソワーズ・フローレンス・

ドレフュス。両親がともに舞台俳優をしている家庭で育ち、ダンスを習い始めた

のちに演劇講座にも通うようになる。14歳のときにアンリ・カレフ監督の目に

留まり、1947年に映画「La maison sous la mer(原題)」でデビュー。最初の

主演作La Fleur de l'âge」(47)からアヌーク・エーメとして女優活動を始める。


詩人で脚本家のジャック・プレベールが彼女のために書いた「火の接吻」

(49)で注目され、アメデオ・モディリアーニの妻ジャンヌ・エビュテルヌを

演じた「モンパルナスの灯」(58)や

フェデリコ・フェリーニ監督作の「甘い生活」(60)、「8 1/2」(63)など

数多くの映画に出演。その美貌で世界中から人気を得た。66年には、クロード・

ルルーシュ督作の「男と女」でヒロインのアンヌを演じ、アカデミー主演

女優賞にノミネート同作は第19回 カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー

外国語映画賞など受賞し大ヒットした。


80年には「Salto nel vuoto(原題)」でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。

名実ともにフランスを代表する女優の一人として、2002年にはセザール賞

名誉賞、03年にはベルリン国際映画祭金熊名誉賞も受賞している。2019年には

「男と女」のスタッフ&キャストが再結集し、エーメさんとジャン=ルイ・

トランティニャンが同じ役柄を演じ、53年後の2人の物語を描いた「男と女 

人生最良の日々」が公開され、エーメさんの遺作となった。 


私生活では4度の結婚と離婚を経験し、3番目の夫は「男と女」の共演者でも

あるピエール・バルーで、4番目の夫は英国俳優のアルバート・フィニー。