☆スポニチアネックス☆
◇第100回東京箱根間往復大学駅伝 往路
(2024年1月2日 東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )
第100回のメモリアル大会で、青学大が2年ぶり6度目の往路優勝を
果たした。5時間18分13秒は往路新記録だった。
1区は荒巻朋熙(2年)が区間9位だったが、首位の駒大とは36秒差で
粘った。2区からは圧巻だ。当日変更で投入した黒田朝日(2年)が
1時間6分7秒の区間賞で駒大との差を縮めると、3区も当日変更の
太田蒼生(3年)に託した。太田は駒大の“怪物”佐藤圭汰(2年)に
臆せず挑み、59分47秒の日本人最速タイムでの区間賞で逆転。前回
箱根4区から続いていた駒大の連続区間首位を23で止めた。
4区の佐藤一世(4年)も序盤から快走。駒大との差を1分27秒差に開いて、
山上りの5区に突入し、往路Vの2年前に区間3位で山を上った若林宏樹
(3年)が、芦ノ湖のゴールに飛び込み悠々と逃げ切った。
ゴール後のインタビュー。原監督は「素直にうれしい。駒沢1強と言われた
中で、負けてたまるか!大作戦、ほんとに学生頑張ってくれた」と話した後、
「能登震災で開催できるかどうかわからない中、多くの被災にあわれた方が
いる中で、箱根駅伝できること、本当に感謝申し上げたい」と神妙な表情を
浮かべた。
3日の復路に向け、「伝統的に青山学院は復路強いですから。明日走る学生
たちも堂々と、自信を持って、輝いて走ってほしい」と好走を願っていた。