毎日体温以上の暑さが続く中、先日熊本地震の復旧、調査の手伝いに行った。

午後、疲れたなと思っていたら、汗が止まらず、足がつりだした。まさに熱中症の現象だ。老化で熱中症になりやすくなったのを実感。

持ってきた冷たい飲み物を全てのみ、車で20分程休んだら少し落ち着き、「今日は早めに帰ります」と断り(と言っても17時頃)現場をあとにしたが

道路は大渋滞のなか頻繁に通る救急車を避けて・・・でいつもは70分(高速を使い door to door)のところが

3時間(高速は2区間通行止めで全線一般道がかえって早かったかも)かかってやっと帰宅。

 

今日は月も替わり予定していたY社で年次点検。

小さい設備で点検自体は予定通り終わり、車に乗って何となく気になりキュービクルに戻ると、エライ忘れもの。

非発の起動停止確認が終わり発電機回路の1次側MCBは入ロックしたが、負荷側の消火ポンプはMCB切のまま。

多分次の点検で気付くまで事故・火災はなかろう(今までもなかった)が、

万々一の火災時に消火ポンプが動かなかったらと冷や汗。

虫の知らせ?で最悪の事態にはならなかったが、これも疲れ、老化の現れかな。

初夏となり太陽光発電所も急激に発電量が増えてきた感じである。

が、抑制停止がひどい。

左例のような遠制(電力会社が直接制御)の場合は、土、日、祭が重なるGW等はほぼ3日に2回あるいは4日に3回程度ありそうで、
この内何回が代行制御で発電量が補償されるのかは分からない。
結果として、〇月は電気料金¥△ですと総額のみが示される(振り込まれる)。
FITの条件として、系統制御に必要な抑制停止は無条件に受け入れることになっているが…。
太陽光、風力の再エネは天候に左右され不安定で、増えすぎるとイザという時の広域停電が怖い(先日のスペインのようになる恐れがある?)のだろうが
制御権を電力会社に握られている発電業者は手も足も出ない。


一方で、みなし制御(右例)は、発電はしていてもみなし(代行)分が引かれ天候のいい時期は4割減になることもあると。
お客様(太陽光発電業者)は、「最初から分かっていれば建設しなかった」というボヤきもある。
この状況は九州地域だけなのか他の電力会社の状況が分からないが、
前期の電力会社の収益は今までで最高だったとは? 国の方針でやっていることで電力会社独自の経営、企業努力とは関係ないだろうから文句も言えないが何かしっくりこないな。

最近増え始めた自家消費の太陽光は



左例のクリニックのような場合は、休日はほとんど発電できない(5% 程度の余裕をもって全使用量 > 発電量に制御)。

もったいない?ので要らない電気も使えとは言えないが、今後電池併用が増えると使わない分を貯めて夜間等に使え、かつRPRによる抑制も減り理想的かな。

15年位前から始まった再エネ賦課金は、当初0.2円/kwh 位だったのが、4円/kwh まで上がり(この15年間での太陽光による電気が20倍に増えた?、かつ太陽光の少ない地域も含め全国均一)
電気料金の家計に占める割合もだんだん無視できなくなってきているようだ。


こんな状況では、「契約を変えるだけで電気が安くなります」「太陽光がタダで付けられます・・・」といったイカサマ業者(ほんの一部だけだろうが)が増えるのもうなづけるな。
いかにして賢く生きるかが難しいボヤキは続くか !!


 

11月のある日曜日、Y社の年次点検をした。

受電のGR/SOG継電器から試験。

トリップコイルを外し継電器の単体試験では動作電流を流しても、強制動作(手動スイッチ)でも全く応答なし(動作せず)

当然トリップコイルを戻し(接ぎ)PASの連動試験でも動作せず。

・電源表示ランプは点灯、電源電流は日常点検時の 11mA とほぼ同じ

・もちろん継電器は外観上は焼損、結線異常等はない

・PAS本体のトリップコイルは抵抗154Ω、対地絶縁500MΩ/250V超 で異常なし

・ZCT回路も抵抗、絶縁等異常なし

という状態で継電器異常しかない考えられないのでとりあえず操作紐で開放、検電、放電設置し点検を始める。

 

継電器を外し、中を覗こうと裏ブタを開けると何やらコロコロッと落ちてきた。

基板を見ると、出力(GR動作)リレー付近が焼け、リレーケースは変形、電流制限抵抗は過熱の形跡、バリスタ(電源回路および出力(トリップコイル)回路)が熱ではじけている。

中から落ちてきたのはバリスタの破片であった。状況から雷撃でやられたようだ。

 

GR/SOG継電器は解線のまま

・キュービクル内は絶縁も良好、放電痕等も目視では異常なし

・PAS本体はトリップコイル抵抗、絶縁抵抗以外は調べようがない

・ケーブル(PAS2次とも)はE接地/G接地方式とも異常なし。

・メーカにも他に確認することはないか等聞きたかったが日曜で連絡取れず。

 

予備として持っている同型式の継電器を急遽とりに行き、取り替えて受電するしかない。

電力さんに事情を話し、微地絡等を監視してもらいながら受電。

負荷側の電圧等も異常なく年次点検終了(今まで何事もなく受電・運転していたので当然かな)。

 

週明けにメーカさんに相談したが、焼損等の状況から、

・誘導雷(直撃ならこの程度では収まらない)でトリップコイルに過電圧(内部LAは主回路は保護できても制御回路までは

 期待できない)→GR/SOG継電器の出力回路→出力リレー等→電源回路に波及したしか考えられない

・PAS本体は異常なさそう(これ以上は装柱状態では調べようがない)

・このPASは更新からまだ5年だが雷撃については部品劣化等の影響は関係ないだろう

ということになった。

 

これ等の経過、状況等をお客様に話し、GR/SOG継電器をすぐ手配する了解を得て、1ケ月半位で仮取付の予備品と取替完了。

今回は継電器だけ、しかも系統波及等もなく良かったと考えるしかないが、

・1年前の年次点検では異常なかった

・その間も日常点検時は電源表示ランプはアテにならない(この型は暗くて見えなくなるのが多い)ので

 電源電流を測りほぼ変動がないので安心していたが、いつやられたのか。

今後は電源電流だけでは正常であることが判断できなければトリップコイルの抵抗、絶縁まで測るのは面倒だが・・・。