龍安寺からきぬかけの路を西へ歩いて10分ほどで仁和寺の二王門。
重要文化財(仁和寺では仁王門とは呼ばれず)。
仁和寺の歴史は平安時代、第58代光孝天皇が着工されたのに始まり、仁和4年(888年)宇多天皇が
遺志を継いで仁和寺を完成されました。宇多天皇は退位後出家して仁和寺に住まわれ、真言密教の
修行に励まれました。以来、明治維新まで皇子皇孫が仁和寺の門跡となられ、仁和寺は御室御所
とも呼ばれ親しまれてきました。
9月7日から観音堂で373年前の幻の観音障壁画が初公開されるのにあわせ、殆どの御堂で
修復工事が行われ、資材が置かれたり、保護シートで囲われたりで近寄れず、この日は
観光客よりも工事作業員さんの方が多い印象でした。
国宝の金堂、1613年に御所で建立された内裏紫宸殿を移築。宮殿建築を伝える貴重な建築物。
鐘楼
弘法大子御影堂
修復工事中の観音堂
重要文化財指定の五重の塔。1644年に建立され、総高36.18m。各層の幅に違いがないのが特徴。
かって宇多天皇が住まわれた御殿は拝観受付が必要で、汗が流れ落ちる中、簡易団扇を頂きました。
石庭と右上が二王門
旧御所の常御殿を移築して造られましたが1887年に焼失、明治から大正に造られたものになります。
中庭と勅使門
歴代門跡の尊碑が安置される霊明殿。
霊明殿、本尊は薬師如来。 仁和寺は写真撮影どこでもOKと言われました。
退出は東門からと指示されています。
あまりにも高名な二寺ですし、数十年、何度も門前を車で通っていましたが観光客の多さに怯んで
訪れるのが遅くなってしまいました。 残暑厳しい季節のせいか、思ったより静かな歴史ある寺院を
楽しむことができました。

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