幾度となく訪れる金華山、岐阜城です。
若い頃、帰郷時電車から金華山を望むと岐阜へ帰ったと感慨を覚えた景色です。

標高329mの山頂に昭和31年に再建された岐阜城、その前年昭和30年には金華山ロープウェイが
開業しました。
平成29年は信長が岐阜へ入城、美濃国井之口から岐阜へ改名されて450周年を迎え、
岐阜市では様々な行事が予定されています。

今回も山麓の岐阜公園から「めいそうの小径」を通って最難関らしい”馬の背登山道”を経て岐阜城へ
向かいます。
最初に訪れるのが稲葉神社跡。
岐阜市民、美濃地方の総鎮守稲葉神社ですが、1539年、斉藤道三が稲葉山(金華山の旧名)に
稲葉山城を築城するにあたり、現在地に遷座したと伝わります。

金華山登山で最短距離の馬の背登山道。およそ1,1km、40分程の登山道ですが、老人、子供は
危険という注意書きがあるほど、岩道が続きます。滑落事故のニュースが新聞に載るくらいですから
要注意です。
軽快に登り降りする方、数人にお会いしましたが、毎日のように散歩コースにしておられる方々です。
斉藤道三、帰蝶、信長が山麓の館からこの坂道を駆け上って城を目指したに違いないという
感慨を覚えながらの登山です。
未熟者としては息せき切って頂上へ登りつきますと岐阜城の雄姿です。

歴史資料館でもある城内に信長像。

濃姫(帰蝶)像

1992年、NHK大河ドラマで菊池桃子が濃姫を演じた時の衣装。

天守から北東眼下の長良川上流。

北方は斉藤道三に滅ぼされた土岐頼芸の大桑(おおが)城の城山(中段の突起がある山)。
私が生まれ育った故郷の山です。

大桑城趾。お墓参りに訪れましたが、煙はもみ殻焼き。 大垣でもたき火禁止、消防車がすぐ駆けつける
ところですが、のんびりした風景です。
大桑古城山
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-11215591925.html

天守から西方は長良川、長良橋と雲に煙る伊吹山、関ケ原、養老山・

眼下の陸上競技場、長良川球場、ふれあいドーム。

斉藤道三が稲葉山城を義龍に譲って過ごした鷺山城址。

南方の水道山方面は綺麗な紅葉に包まれていました。


帰りはゆったりコースを下って岐阜公園。
この山麓に信長の豪勢な居館がありましたが、家康により取り壊された城は加納城へ利用され、
居館は中山道赤坂宿のお茶屋屋敷へ移築されたと伝わります。
中山道赤坂宿お茶屋屋敷
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-12159375352.html

今回は岐阜城からかすかに肉眼では確認できた小牧山城へ初めて訪れてみました。

名神高速を走る時いつも眺めて通る小牧山城です。高さ86mの平山に建つ小牧山城ですが、
市民にも親しまれているハイキングコースの頂上には、城というより、名前通り、小牧山資料館
です。

織田信長が美濃攻めを終えるまでの4年間しか使用されませんでした。
織田木瓜ののぼりが多数はためいていました。
最上階から名古屋駅の高層ビル群。
北西には金華山。

金華山登山、久しぶりに心地よい汗をかきました。
数十年もの間、一度は訪れてみたいと思った小牧山は市民憩いの市街地の素晴らしい山ではありましたが
歴史上有名な城だけに、もう少し城らしい城を再建して欲しかったと願ったところです。
今なお小牧山周辺では信長の城跡の発掘調査が続いています。
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