何が「だいじ」か意識することが「だいじ」 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

三谷宏治さんの本が好きで一時多読していました。
セミナーにも行きました。


彼のお話は、どれもこれも面白く、ためになるのですが、一番、私を支えているのは、
「重要思考」


「ここで、何が大切なのか。」


ひとつめの事例。
昨日、理科の実験で、実験がうまくいかない、と、言ってきた子がいました。


昨日の実験は、
「水と空気を半分ずつ注射器に入れて押すとどうなるのか。」
というもの。


大体の子は、なんとなく半分くらい空気を入れてから水をいれたり、逆にしたりしていました。


そのお子さんは、教科書どおりきちんとはかって半分にしたかった子。


実際は、注射器では手の加減などできちんと半分はかりとるのは難しい。
おまけに、空気は1回押した時にちょうど同じ位置には戻ってきません。
1回押して戻った後は、何回押しても同じ位置に戻ります。
たぶん、閉じ込められた空気のちょうどよいところでとまるんだと思います。


ということで、正確に半分ずつ入れることは難しいです。


この実験のだいじなことは、
「空気は押したら体積が小さくなるけれど水は変わらない。」
ということを確かめること。


なので、半分ずつ入っているかどうかは、この場合重要ではない。


それをその子に伝えると、納得して実験を続けられました。


もうひとつの事例は、私のこと。
自分が高校生のとき、予習で英語を日本語に訳して行って、先生が訳してくれるのを一字一句直していました。
そして、言葉尻が、
「です」にしたり、「だった」にしたり、ややこしいな、と、思っていました。


今の私だったら、
「そこ、どうでもいいし。」
と、伝えます。
だれか、当時の私に伝えてくれていたら、英語が苦手から脱していたかも(^_^;)


このふたつの事例から言いたいことは、その時に、何がだいじかが分かっていないと、どうでもいいことにこだわってしまうということです。


理科の実験の場合は、楽しく実験した後、
「その結果から、何がわかりましたか?」
と問われ、
「きょとーん。」
という事態がよく起きます。


理科という教科は、実験や観察を通して、問いを解明するので、本当に思考の訓練になります。


自分も重要思考がだいぶ、身についてきたので、この授業の「だいじ」は、ここ。と、おさえるのが上手になってきました。


この思考は、日常生活でも仕事でもとても役にたちますよ。


最後は、三谷さんのホームページを抜粋。
(スクリーンショットにて)
この書籍の分析、分かりやすい。
ホームページのリンク。




重要思考を書いている本はこちら。
私にとってバイブルのひとつです(*^^*)
誰か大崎上島の方で三谷さんを学校の講演に一緒に誘致したいって方、現れないかな。
ものすごく面白いし、繋ぐことはできるのですが、まだ、自分一人で起こす力がない(T_T)

No. 759