1年生になる前につけておきたい数の感覚。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

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平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

先生をしていた頃、1年生の保護者さんから、
「うちの子、まだ(計算に)指を使っているんです。」
と、とっても困ったことのように相談されることがよくありました。


先生によって、考え方はいろいろだと思うのですが、私は、指は、体の1部で、テストの時にもあるので、使えるものは使ったらいいという考え方をしています。


ただ、使い方にはこだわりがあって、毎回指を1から数えるのではなく、かたまりとしてパッと出せるようになってほしいとは思っています。


そして、算数が苦手なお子さんは、たいてい、そこが困難で、
「指で8を出して。」
というと、1から数えます。






指というのは、便利な道具で、数がかたまりとしてとらえられたら、8は、10になるのに2つ足らないということなども、一目瞭然で分かります。


6を1と5、2と4、3と3に分けたりもできます。











5歳児をお持ちの保護者さんは、お子さんに、
「指で6出して。」
なんて声をかけていただき、出せないようだったら、1年生にあがるまでに、遊びの中で充分に取り組んでおかれるのをお勧めします。


パッと指が出せたら、数の感覚が身に付いているんだな、と、安心されたら良いと思います。
そして、
「他の出し方ないん?」
と尋ねて、分解の仕方を考えさせておくといいと思います。


勉強でする前に、遊びの中で体験させて、体感として知っておくというのは、とても大切なことです。
学校の習うスピードは、指を数えないと8が出せない子にとっては、ものすごく早くて、ついていくのが大変です。


だから、時間がある5歳児の間に、そういうことをちょっぴり意識して取り組んでおくというのは、とても有効なのです。


数の感覚がないな、と思った保護者さんは、お風呂に入って出る前に指を使いながら数を数えるのも有効です。


10になったら、指がいっぱいになるという感覚が身に付きます。
(私は、産まれて一歳くらいから刷り込みのように、指を見せながら数えていました。)


朝御飯の用意などで、キュウリを一皿3枚ずつ並べる、お箸を一膳ずつ置くという行為も数の概念が身に付いていきます。


豊かな数の経験をもっていることが、学校で習った時に生きてきます。


今からでも決して遅くないです。
ぜひ、数を意識する声かけをしてくださいな(*^^*)


それでは、今日は、このへんで。

お読みいただき、ありがとうございました(*^^*)

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