その保護者さんは、
「その単元の内容を理解するため」
と答えてくださいました。
それも、もちろんあります。
でも、それだけではありません。
一番ダイジだと思っていることは、子どもの使える言葉を増やすこと。
1年生を教えていると、それは、端的に表れてきます。
日記の中に、その時に習っている教科書のフレーズが出てくるのです。
きらきら光っていて…、など。
音読を続ける中で、繰り返しその文に触れることで、自分の中に入ってくるのです。
そして、それが使う場面でふっと出てくるのです。
また、音読は、滑舌をよくする、しっかりと発声する練習にもなります。
大きな学年になると、朗読にもなります。
ディスレクシアという読み書き障害の方には、その人にあった方法を考えていく必要があると思いますが、基本的には、そんな考えで出しています。
そのため、毎日同じで少し飽きてきた時には、違うのを読んでもいいよ、という声かけをしています。
理解度、飽きちゃう度は、人それぞれですので(*^^*)
これを読んでくださっている保護者の方には、もし、できるのであれば、
・誰が出てくるのか、というお話の基本的な読み取り
・どこが気に入っているのかなど、そのお話を一緒に味わう
といったことを一緒にしていただけるといいな、と思います。
学校で、先生からの質問に、積極的に答えていくお子さんにはあまり必要ないのですが、自ら発言しないお子さんの場合、答える機会を充分に与えられていない可能性があります。
(できる限りみんなに話せるように工夫はしているのですが、30人以上いる中では現実的に厳しい部分が(^^;;)
音読の宿題から、コミニュケーション力を育てるということもできると思うのです。
その受け答えが自信となって、国語の授業で発言できるようになるかもしれませんし(*^^*)
音読の宿題にも、さまざまな願いがこもっているということ、知っていただけると幸いです(*^^*)
No.137