友人の学校とのやりとりから考えたこと。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

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平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

学校って、何なんだろう。

今朝、友人からとんできたブログを読んで、考えました。


彼女のフェイスブックにも、コメントを書きましたが、学校で子どもを育てるのに大事なことって、何なんだろう。

1年生で行う絵の具の指導。

ものすごく大変です。

画用紙をどこに置いて、水入れをどこに置いて、と、なかなか塗るところまでいきません(^^;;

学校から配布された申し込み書で購入してくださった方は、教師が同じ物を使って指導するので、子どもは分かりやすいです。

太い筆も、そのセットには入っているので、市販の物より良いところはあります。
教師の目で選んで配布しているので、使いやすい、指導しやすい物が選ばれていると思います。

でも、もし、既に絵の具セットを持っていたら、と考えると、購入する必要はないと思います。
持っているということは、お子さんと一緒に選んだ物か、誰かからいただいた大切な物。

友人は、引っ越す前の保育園から卒園記念にいただいた物。

私は、持っているなら使ったらいいと思います。
うちの学校は、学校から配布される案内は買いたい人が買うというスタンスなので、そもそもそんなことがおきないのですが(^^;;
もちろん、指定させていただいている物もあります。

絵の具が13色入りなのは、すごいな、と思いましたが、その一色だけを購入するのでいいんじゃないかという友人の考え方は、あっていると思いました。
1本のために、買い直す必要はないと思います。
1本だけの絵の具が、セットの中でひとつポンと入っていて、片付けきれないという懸念があるのでしょうが、それは、保護者と子どもの問題ですよね(*^^*)

そういうことを大事にできることが、1人ひとりを大事にすることに繋がっていくのではないかと感じます。

学校で指定されている物って、結構たくさんありますが、それは、ねばならないというよりは、それの方が全体としていいだろうということで決まっていると思います。

何かを変える時には、保護者の意見も募ります。

それが、学校の信頼になっていくのでは、と思います。

そう思うと、今日、発した友人の問いかけは、学校側にとっても、プラスに働くはず。プラスに働いてほしいという願いかな。

実際は、友人のように思ったことを教えてくださる保護者さんばかりではなく、おかしいな、と思いながらも何も言わずに従ってくださる方が多いのでしょうね。
学校現場にいるものとして、心してかかりたいです。

たかが赤紫の絵の具1本のことですが、彼女の疑問は、大切なことがたくさん詰まっていると思います。
素敵な問いかけ、ありがとうございました。

No.054

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