円形脱毛症2/2


初めてのことでググって調べたり、お母さんの話を聞いて皮膚科に行った。


気付いたのが早かったらしく、抜けている最中でもうちょっと抜けてくると言われた。悲しくなかった。先生がものすごく明るくてこんなの誰にでもあるあるってテンションだったから、更に抜けると言われても悲しくならなかった、受けとめることができた。この先生でよかったと本当に心から思えた。やっぱりそうゆうの大事。違う先生だったら病んでいたかもしれない。


塗り薬と飲み薬をもらった。


これできっと治ると信じた。


ただ、風が怖い。禿げがこんにちはしてしまう。

胸まで長い髪を胸の前で束にして手でぎゅっとおさえた。

このまま、ひみこさまぁ〜ってやろうかと思った。(分かる人には分かる。)



風より急な雨が怖かった。

...濡れたら終わりだ。

いつもなら大雨だろうが小雨だろうが髪の毛なんて守らず気にせず走っていたが、もうそうはいかない。

あからさまに禿げの部分をおさえた。濡れないように手に力が入る。足も猛ダッシュ、いや、毛ダッシュである。毛よ生えてくれ〜


禿げの気持ちが痛い程分かった。

こんなに髪の毛がなくなると悲しくて切ないんだと。

それを乗り越えて堂々と禿げを惜しまなくだして歩いているおじさん。

尊敬した。心から尊敬した。


落ち込んでても仕方ないと思いつつ時より年老いた者ならまだしも、まだ結婚前の女が禿げるなんて...ちゃんと生えてくるのだろうかとやっぱり少し落ち込んだ。


塗り薬は何日か塗っているとニキビみたいなものができて少し痛くなった。


2週間後再度受診。

塗り薬をかえてくれた。それを塗ってからはニキビはできなかった。飲み薬も続けた。


1ヶ月病院の薬と塗り薬をしてそれからはなんでかわからないが自然の力に任せてみた。


会社の人にも仲のいい友達にも明るく円形脱毛症になったことを話した。そしたら本当に気が楽になった。みんな心配してくれたし励ましてくれた、ハゲだけに。


誰かが言ってたが、気にしないことが一番。


そして、あんまり気にしない日が続いたある日毛が生えていることに気付いた。

円形脱毛症が発覚して3ヶ月くらいだろうか。キレイな毛がふさふさっと遠慮がちに生えていた。これがしっかりもっと生えてくるのか未知だったが。一回禿げたところから生えた毛が本当にキレイでそしてちゃんと生えてきてくれたことに感動した。



つづく