熊本のフリーランストレーナー山口です。
私はボクシング出身なのですが、現役時代指導者や関係者からよく言われた言葉があります。
「筋トレでつけた筋肉は使えない」
実はこれ、私も体験としてありました。
高校時代、パンチ力をつけようと筋トレをしまくった時期があったのですが、その頃の私のシャドーを見ていた剣道部員が「あいつは最近ゆっくり動いとる」と言っていたと人伝に聞き、衝撃を受けました。
この頃はウェイトトレーニングの本を読んでパンチに関係ありそうな筋肉をひたすら鍛えるというやり方。
誰かが「パンチ力は広背筋だ」と言えばベントオーバーロウとか。そんなんでした。
広背筋を鍛える意味もよくわからず、フォームも適当。 そりゃ効果でらんわ。と当時の自分にも言いたいです(笑)。
ウェイトの中でもよくやっていた種目がベンチプレス。例えばこのベンチプレスですが、主に大胸筋を鍛える種目です。
「ベンチプレスをするとパンチのスピードが落ちる」とよく言われます。
私も経験しましたし、ボクシング関係者からも他の格闘技の関係者からもそういう話をよく聞きました。
では大胸筋を鍛えるとパンチは遅くなってしまうのでしょうか?
この話で重要なところは大胸筋というよりベンチプレスという「動作」です。
ベンチに仰向けに寝て重いバーベルを胸元に落として持ち上げる。 このときに体幹がフラフラしていると重いバーベルを受け止めきれません。
なので肩甲骨を寄せて胸を張り、体幹はガチっと固めます。
この固めるという動作を身体が覚えてしまうといざ動かす、というときに固めて使ってしまい、結果スピードが落ちてしまいます。
このように筋肉自体が使える使えないではなく動作として理解していないと身体機能的に使い辛くなるということです。
パンチやキックを打ったりボールを投げたりする動作は背骨を柔軟に使うことで力を出します。
大事なことはそのトレーニングにどんな意味があってどうやって競技の動きに落とし込むか考えてトライアンドエラーを繰り返し、自分なりの正解に近づいていくことだと私は思います。
今日も長文読んで頂きありがとうございました。