妻が病気になった時もそうだったのですが、
いつもそばに居てあたりまえ。
なんなら、ちょっと鬱陶しいなぁと思うこともしばしば。
ウチのゆづ君(犬)とうとう15歳。
人間で言えば、もう老人です。
成人の日、ちょっと風が強く吹いていたが、
ゆづと散歩に出ることにした。
玄関を出て、道路に出たが座り込んでなかなか動かない。
リードを引っ張り促すが、ちょっと歩いては座り、
またちょっと歩いては座りを繰り返した。
今日は乗り気じゃないのかと思って自宅に引き上げようと
したのですが、平らな道で、何度もコロンと躓くゆづ。
強風に煽られたのかと思っていたが、自宅に帰っても
同じ状態。
よく見ると首を傾げてヨタヨタと歩いている。
最近どうも食欲が無いし、トイレは失敗するなぁと
思っていたのだが、これは病気かもしれないと思い、
すぐさまかかりつけの動物病院へ駆け込んだ。
先生の診断結果は「高齢からくる前庭疾患」とのこと。
少し食べては吐き、水もあまり飲まない。
そのうち全く食べなくなった。
薬も受け付けない状態でお手上げだ。
昨日は午後から休暇を取って再度、病院へ連れていって
点滴をしてもらった。
まだ、ぐったりした状態ではあるが、とりあえず病名が
はっきりして良かった。
先生は、これからゆっくりと回復していくとのことだった
のでとにかく一安心。
ゆづも私の元を離れていくのかと思うと本当に辛かった。
鬱陶しいなって思ってごめんね。
お願いだから私を一人にしないでね。
あたりまえのように居ることがどれだけありがたいことか、
妻が施設に行った時にわかっていたはずなのに、
私はなんて馬鹿なんでしょうか。
ゆづも15歳と高齢なのでいつまで一緒に居られるか
わからないけど、
最後のその時まで悔いなく一緒に居ようね。