KSRで逝こう! -971ページ目

2001年の他のツーリング

2001年には他にも泊まりを伴うツーリングを2本していた。

1本はアクアラインを通って房総半島を一周し、茨城の大洋村へ行った。
大洋村で北海道以来のセイコーマートを発見して嬉しかったのを覚えている。

秋には10月4日~8日の4泊5日で東北ツーリングに出かけた。
残念ながら写真もメモも(記憶も)残っていない。
まだ紅葉には早く、裏磐梯のあたりが少し色づき始めた程度だった。
この反省が2006年の日程で活かされた。

$KSRで逝こう!-2001東北
ルートはこんな感じ。時計回りに回った。
全部で1850キロくらい。

田沢湖のあたりで日没後に雨に降られて、車の流れについていけなくなったのを覚えている。
真っ暗なワインディングを地元の車は北海道ペースで走行していた…

あとは岩手県内は国道45号線をひたすら南下した。
同じような低速~中速コーナーが延々と続き、すげー疲れた&飽きた。

宿泊はユースホステルを多く使ったが、まともな交流ができたのは最後に泊まったリアス唐桑YHぐらいだったかも。
外人さんのバックパカーの方が多かった気がする。

喜多方ラーメンを食べたのを覚えているが、他は何を食べてたのか少しも覚えてない…

情報量が少なく申し訳ありません><

2001年7月20日(北海道13日目・最終日)

前日の続き。

朝はゆっくりしようと思っていたが、7時ころには目が覚めてしまう。

下のガレージに行ってバイクをどけようとしたが、ハンドルロックをしていなかったので先発の人は私のマジェを動かしてすでにバイクを出した後だった。

部屋の2人も出発した。
私はもう一度寝ようと思ったが寝れなかったので、9時前にYHを出発。
まずは札幌市内へ。

テレビ塔、時計台、旧北海道庁などを見る。

$KSRで逝こう!-1720-1
時計台は高い建物に囲まれて、どうやっても余計なものが写りこんでしまう。

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北海道庁の星マークがサッポロビールのシンボルになったんだなあ。

定山渓に向かうR230は3連休の初日に工事中のところも結構あり、いたるところで渋滞。
定山渓を過ぎると道も空いてきて快適。

中山峠の道の駅で休憩。
羊蹄山は雲の中。
豚まんを食いたかったが、店員に売る気がなかったのであきらめて長万部方面へ向かう事にする。

中山峠からすぐのところにきのこ王国?とかいうドライブインがあったので、そこできのこ汁100円とおにぎり300円を食べる。ちょっといまいちだった。

R230は洞爺湖のあたりで噴火の為、仮設のR230になっており、それで太平洋側に降りることになる。

海沿いのR36&R230はまたしても霧で景色を楽しめない。
長万部に到着。
到着してからツーリングマップルで何があるのかを探す。
カニめしが有名らしい。
駅前に行って、「かなや」という店でかにめし1000円をいただく。
カニの身のほぐしたものとでんぶのようなものがご飯の上にのっているのだが、それほど旨いものではなかった。

さて、これからどっちへいこうか。
函館にもいけるかもしれないが、帰ってくる体力が心配だ。
支笏湖はまだ行っていないからそっちへ行こう。
でも通ってきた道を走るのは面白くない。
というわけでR5で内陸部へ。
黒松内の道の駅はツーリングマップルにもでているがパンが有名なようで、みんなパンを買って食べていた。

R5をそのまま進み、ニセコから道道66へ進路を変える。真狩村だ。
細川たかしに旅の無事を告げようかとも思ったが、まだ旅は終わってはいないし、そもそも私は細川たかしのファンでもないので迷いつつも素通り。

R230、R276と走り、1億円のトイレで有名な道の駅「フォーレスト276大滝」で休憩。
トイレは立派で、グランドピアノが眠くなりそうな曲を自動演奏をしていた。

支笏湖畔にさしかかると木々の向うに大きな湖が見え隠れする。
ここもでかいなー。とか思いながら苔の洞門を目指すも、閉鎖中。なんで?

そのまま支笏湖の湖岸の道を走るが、湖と道との間に林があり見晴らしが利かない。
モーラップの方に曲がりたかったが通り過ぎてしまった。
どこか展望台でもあるだろうと走っていたが結局なし。
というわけで支笏湖観光は結局なし。
何の為に長万部からこんなところまで戻ってきたのか…。

支笏湖からはR276で苫小牧へ抜けた。
このR276、森の中の一直線の道路で気持ちがいい。
苫小牧からは室蘭へR36で。
広い道路だが大型車が多く、混んでいて走りにくい。60km/hを下回るような事はないのだが。

18時くらいに室蘭に到着。室蘭はあまり見るところがない(と思い込んでいた)。
ホクレンのスタンプの台紙を見て、一番近いと思われる伊達にいってみる。
旅の最初にも走ったR37でホクレンの伊達インター店を目指して走る。
途中にシェルとかあったが素通り。
あたりはだんだん暗くなり、日が沈んだ19:15ころにホクレン到着。閉店後だった。

そのまま引き返してさっき素通りしたシェルで給油。
ツーリング中のライダー、それもマジェスティが寄るのはめずらしいようで、バイクのナンバーをチェックされたり、荷台に刺さっているホクレンの旗をチェックされたりしながら満タンに給油。

そのまま室蘭へ戻る。
が、白鳥大橋のあたりで渋滞にはまってしまった。北海道にきて一番の渋滞。
どうも今日は室蘭の花火大会があるようだ。
道の駅でスタンプを押したかったがそこら辺がいちばん混んでいたので寄らずにフェリー乗り場近くのセイコーマートへ寄って休憩。
20時頃にフェリーターミナル着。乗船手続きを済ましてから売店でサッポロクラシックの500mlを1本買ってプシュ。セイコーマートで買っておいたおにぎりで夕飯。
遠くの方に花火が見える。

$KSRで逝こう!-室蘭FT
22:15乗船場所に集合の放送が流れたので、売店で冷たいビール2本を急いで購入してバイクの列の後ろに並び、22:25に乗船。

帰りは1等寝室なので、フロントのお姉さんに鍵をもらう。(2等はフロントの前にいるおっさんがあっちのほうだ、と案内する)

$KSRで逝こう!-客室
256号室は和室。2人部屋だからもう一人来るのかな、と思っていたが一人だった。

結構混んでいる風呂に入って23:40出航。
デッキに上がって、まだ停泊中の直江津行きのフェリーの人に手を振ると、向うも手を振って返してくれた。

$KSRで逝こう!-白鳥大橋
24:00白鳥大橋をくぐる。
この時間だからなのか花火があったためなのか知らないが、ライトアップされてなくてちょっとさびしい。
21日の北海道は旭川を除いてはいい天気みたいだ。
船が思ったよりもゆれるので念のため良い止めを飲んで、ビールも飲んで就寝。

$KSRで逝こう!-1720-route
この日の走行436km。無駄に多く走った。




2001年7月22日

8:30起床。
セイコーマートのコロッケが朝ご飯。

10時から映画「鉄道員」だが満席なのであきらめた。貴重な時間潰しが。

昼飯は船内の食堂で。

14時、寒い部屋に戻ってテレビをつけると船内放送のチャンネルがあってまたしても「トラック野郎」を見る羽目になった。
16時からは銀河鉄道999が始まったのですくわれた。
この頃やっとエアコンの温度調整が部屋の中のスイッチでできるのを発見、21度は寒いよ。25度に設定。

デッキに出るともう大洗は目の前、気温も高く蒸し暑い。

$KSRで逝こう!-大洗

18時前にフロントに鍵を返すように放送が入ったので、荷物をまとめて鍵を返す。

18:15下船。前のリッターバイクは暖気が足りずに何度もエンストしそうになりながらの下船だった。

フェリーは降りてからは何の手続きも要らないので、まほとんどのライダーがそのまま帰り道につく。
フェリー乗り場入口の信号のところには、今フェリーから降りたバイクが10数台の群れを成していた。
北海道並にすいているR2を、みんなでまとまって走る。
R51のところで半分以上のバイクが鹿島方面へ、私を含む残りが水戸の方へ別れて、18時半ころICの入口で最後のピースサインそのままR51でいくライダーに出して別れる。
あとはナビを自宅に帰るようにセットし、途中休憩しながら、例によって渋滞する首都高を抜け、行きは東名経由、帰りは中央道経由にするパナソニックのナビに従いながらも、高井戸からは下道で21:30に無事自宅に到着。

この日の走行155km。
ODDは6579kmなので、旅の全走行4303km。

$KSRで逝こう!-2001北海道
全ルート。

2001年7月19日(北海道12日目)

前日の続き。

7時起床。
TVはないので天気予報は見ない。
見ようと思えばナビで見れるが、どっちみち今日はタイヤ交換の為札幌に向かう。
SL君は千歳空港に親を迎えに行き、今日はレンタカーで回るようだ。

このあたりはサラブレッドの牧場が多い。
私が入会していたシルクホースクラブは静内、育成をしている早田牧場も新冠にある。
残念ながら見学は2日前までに予約なので、天気で行き先が変わるこの時の私には予約は不可能。
予約なしでも見学できる牧場はないものかと、静内の競走馬のふるさと静内案内所へ。
WINSもあるのか。さすが。

9時に開館するまで缶コーヒーを飲んだりして時間つぶし。
やはり早田牧場は見学不可だ。
これまでターフを沸かせてきて引退した名馬が、どこにいるのかが地図になっている。
どの馬も懐かしが、なんとしても合ってみたいという馬もいない。
適当に牧場地を走る事にしよう。

$KSRで逝こう!-1719-1
適当に走っていたところにあった牧場。
このくらいの高さの柵だったら脱走されそうだが…

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近くには桜並木で有名な二十間道路がある。
道路脇には桜の木が延々と続く。
木の下も北海道らしく贅沢に広々としていて、5月上旬という開花時期に来たらさぞや奇麗だろう。

CBスタッド&ナリタブライアンショップに10時ちょい前に到着。
ナリタブライアンショップを見物、CBスタッドの見学は予約が要らないが、見学開始時間まではちょっと余裕があるので、近所をバイクで走ってみる。

$KSRで逝こう!-1719-3

ムラカミファームなどシルクの募集馬ではよく目にする牧場があたりに点在している。
親馬は大体のんびりしており、たまにはしゃいでいるのは子馬だ。

CBスタッドに10時に戻るとちょうど見学開始だ。
まずマーベラスサンデー。
現役時代は怪我の為クラシックレースには縁はなかったが、武豊とのコンビでG1をいくつもとった名馬だ。
遠くのほうで無心に草を食んでいる。写真は撮ったが小さく写っているので載せない。

次にエムアイブラン。
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こいつはブライアンズタイム産駒でダート専門。
G1には手が届かなかったが長年にわたり、中央・地方の重賞競走で常に上位に食い込んでいた馬だ。
最初のうちは遠くにいたが、見学している最中に我々のほうへ走って寄ってきてサービスしてくれた。人前へ出てこなしたレースの数が多いので、つかみ所をわきまえているようだ。

次はサニーブライアン。
シルクライトニング、シルクジャスティスとともに、ブライアンズタイムのクラシックでの強さを示した馬だ。
2冠馬なのだが1番人気になったのは1度だけ。
そして残念な事にダービー後に骨折しそのまま引退してしまった。

次はシルクジャスティス。シルクのこの時代の出世頭。
G1は4歳時(当時)でとった有馬記念だけだが、メジロブライト、マーベラスサンデー、エルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイ、スペシャルウイーク、メイショウドトウといった数々の名馬たちと数多くの名勝負を展開した馬。

これでCBスタッドの見学はおしまい。スタッフの人ありがとうございました。

CBスタッドを出て新冠の街のほうへ行く途中、母馬の乳を飲んでいる子馬を見たりしながら走っていると、優駿スタリオンステーションの標識があったので寄ってみた。
ここにはオグリキャップとマヤノトップガンという超有名な馬がいて、いつでも自由に見れるようになっていた。どっちも遠くにいったまま寄ってきてくれなかったけど。

R235を苫小牧方面へ向けて走っていると「日高ケンタッキーファーム」の標識が目に入ってきた。
昼時だった事もあり、ここにはレストランがあったような記憶があったので寄ってみる事にした。
駐車料500円払って入園。

ジンギスカン、軽食、和食などいろいろあったが、牛を北海道へ来てから食べていなかったので、牛のメニューがある一番立派なレストランに入った。
そこでリブロースステーキ2300円と食後にコーヒー400円を注文。
$KSRで逝こう!-1719-6
肉は柔らかく、なかなか旨かったです。

食べ終えて外に出ると雨が降り始めていた。
休憩所で一服するが雨は止みそうにない。カッパを着て出発。

あとはひたすら札幌を目指す。
雨は降ったりやんだり。
R36で北上し、札幌に入ってしばらくしたところにヤマハのバイク屋さんを見つけたので、ダメもとでタイヤ交換できるかどうか聞いてみた。やっぱりない。
しかし、R12の方まで行けばオートテックという大きなバイク用品店があると聞いてそっちにいく。

R12に出てすぐにレッドバロンがあったので寄ったが、あまりの対応の悪さにオートテックに行く事にした。

オートテックは大きな店でなんでもそろっていた。
バイクも新車、中古車の販売もしているが、中古車のタイヤは溝がまったくなくなっているものもあった。(売るときには当然交換するのだろうが)

16時に到着してすぐに作業に入ってもらえたので、今日は支笏湖か小樽か、それとも札幌に泊まるかなどと考え作業の終了を待つが、一向に終わらない。
どうも新前のメカニックらしく、タイヤも一度つけたが反対向きだったようでまた付け替えている。
その上スクーターの扱いには慣れていないようで(マジェはリアのディスクブレーキの他に、パーキングブレーキ用のドラムブレーキがあったりする)、タイヤの組み付け終わってからはまったく作業が進まず、結局1時間40分後に作業終了。
タイヤと工賃で9000円強。

17:40分なのでもう遠くへは行けない。札幌国際YHに予約を入れて向かう。
あれれ、パーキングブレーキ、まったく効かなくなっちゃっているんですけど…。

YHに行く前に純連で味噌ラーメン700円+消費税。行列はなし。
やっぱり旨いが、スープが濃すぎて全部は飲めなかった。

札幌国際YHは新築ですごく奇麗な建物。
3200円払ってバイクをガレージに入れるが、到着が遅かった為、出入り口をふさぐ格好になる。
シャッター付きなのでハンドルロックなしで停める。

国際YHというだけあった食堂兼の公共ルームには外人さんが多い。

部屋へ入るとそこらのビジネスホテルよりもはるかに奇麗な4ベッドルーム。
$KSRで逝こう!-1719-7
この旅で一番立派な寝床。

荷物を置いて、地下のコインランドリーへ。
ブロンドのかわいい子が何かしゃべってる。洗濯物を洗濯機に入れて、そのあと風呂に行く。
風呂は建物のサイズの割にはあまり広くはないが、奇麗でゆっくりつかれた。
入ってくるのは日本人だけだった。外国人はシャワーで済ますのだろうか。

このYHは各階にビールの販売機があり、たしか500mlが300円だった。
街で買うよりは当然高いが、YH内の販売機ではいままでで一番安い。
ビールを飲み、明日最終日のコースを地図で検討する。
洗濯が終わる時間になったので、地下に降りてみたが、乾燥機は満室。
いくつか回り終わっているのがあったので、そのままそこで雑誌を見ながら待っていると、さっきここにいたブロンドの20歳くらいの女性2名が現れ、乾燥機の中から衣類を出し始めた。
が、その場で1枚1枚取り出してはたたむので、なかなか開かない。
シャツやなんかを取り出すときに、下着がくっついて出てきて私の足元に落ちる。
それでもシャツをたたんでからでないと拾わない。目のやり場に困る。

やっと乾燥機が開いたので洗濯物を突っ込み、300円を入れて部屋へ戻る。

部屋には大阪出身で北海道の高校へ単身で来ていてこれから青春18切符でゆっくりと帰省するという高校生と、台湾から富良野へ写真を撮りに来たという男性が来ていた。
テレビではどっちの料理ショーで台湾のビーフン屋が応援団として出ており、そのことでちょっとだけ国際交流できた。
服が乾くまでビールを飲んだりしながらして時間をつぶし、この旅でいちばん奇麗なベッドで眠りについた。

$KSRで逝こう!-1719-route
この日の走行242km。翌日夜のフェリーで北海道を離れるので、明日が最後の走行だ。

続く