2001年7月18日(北海道11日目) | KSRで逝こう!

2001年7月18日(北海道11日目)

前日の続き。

昨日たくさん飲んだので8時ころ起床。二日酔いだ。
天気予報では襟裳岬の方は曇り。風もそれほど強くなさそう。

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お世話になった「大正カニの家」。

9時ころに出発。

まずは愛国駅で幸福行きの切符を買う。
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駅は資料館のようなものになっていて、線路にはSLが停まっていた。

次に幸福駅へ。
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こっちのほうが人気があるようで、駅舎には名刺などがびっしり貼り付けられている。
と、そこへカニの家にいた京都の2人が来た。
そこでは挨拶だけして別れた。どうもあまりしゃべらない娘たちだ。

幸福駅からはどうしようか迷ったが、帯広へ戻り、六花亭で土産を買う事にした。
R236をいったりきたりだ。襟裳岬にいくときにまた通るんだよね。

六花亭で適当にお土産を選び、自宅宛てに期日指定で送ってもらう。

せっかくここまで戻ったので、ぱんちょうに行ってみよう。
無料のコーヒーをカップに注ぎ、裏口から出て、ぱんちょうの前にいくと行列ができている。
あまり長くないし最後尾に並ぶと、私の前の人もソロライダーだったので、ちょっとお話。
ちょうど開店時間で並んでいた時間は短く、すぐに店内へはいれた。
メニューは豚丼が華梅竹松。華が一番豚が多く、松が少ない。
あとは大盛りが100円プラスだったかで、吸い物がまた別料金。
私は梅の普通盛り1050円となめこ汁200円。並んで座ったライダーも注文を済まし、出てくるのを待つ。

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待つ事しばし、豚丼登場。豚丼は昨日食べたところよりも旨い。肉が柔らかい。
吸い物もうまかったが200円とるほどのものではないような。

待っている間に六花亭のさくさくパイの話が出た。
そう言えば聞いた事あるが、さっきは見つからなかった。
せっかくだから食べていこう。ということで、また六花亭へ戻る。

すると、京都の2人がまたいるではないか。
さくさくパイ100円を購入、京都の2人も購入し、無料のコーヒーでいっしょに食べた。
相変わらず会話は少なかったけど。

先に食べ終わったのでお別れをし、近くのカメラ屋でフィルムを購入、襟裳岬に向けて出発。
途中の見所はフンベの滝だ。
この日4回目のR236走行。

途中道の駅で休憩を挟み、14時くらいに黄金道路(R336)へ突入。
浜では漁師が昆布取りの作業をしている。
黄金道路には行ってすぐのところにフンベの滝はあった。が、非常にせこい。
確かに岩盤の途中から地下水が落ちてきている珍しい滝ではあるが、スケールが小さい。

その先の黄金道路は積丹ほどではないが、断崖がそそり立つ厳しい地形だ。
いたるところで工事をしている。トンネルではなくオーバーハングを作っている。
ある工事現場では絶壁を100mくらい登ったところに人が張り付いて、おそらく落石防止のネット張りの作業をしていたが、昔も今も命懸けで作られた道路であるようだ。
R336から道道34へ分岐し、いよいよ襟裳岬だ。地形は穏やかになったが、風が強くなって霧も出てきた。
15時ころに襟裳岬に到着。
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霧はなかったが風が強い。
風の館なんてのもあったが寄らなかった。
下のほうに一番先まで行く遊歩道も見えたが、足が痛いのであきらめ、バイクのところに戻ると、比布、帯広と2泊連続していっしょだったSL君がいて私を見つけてくれた。びっくりだ。
どこに停まるかたずねられたがまだ決めていない。
彼は浦河の無料RHを予約したらしく、いっしょに来ないかと誘われた。
私は疲れが溜まっていたので風呂があって布団で寝れるところに泊まりたい、などと話しているとおばさんが現れ、料理付きで6000円で泊まれるというが、彼は予算オーバーらしい。
私は6000円でも良かったが、先に進みたかったので断った。
で、ちょっと地図を見るがYHがここ(襟裳岬)にある以外は紋別あたりまでライダーハウスはなさそうだ。
もう一回彼に聞くと銭湯がやっているRHで布団があるらしいので、いっしょに行く事にした。

風の強い中2台で出発。私が前を走るが強風に煽られて流される。
バックミラーで後ろを見るとSL君のスピードが乗ってこない。
もう一度見たら彼はいなかった。こけるほどの風ではないと思いつつも引き返してみると、バイクを路肩に停め、太平洋をバックに写真を撮っていた。
撮影ポイントを探していたのでゆっくり走っていたようだ。

そこからはノンストップでR336(襟裳国道)を走る。
途中様似のホクレンで給油。おお!黄色い旗だ!これで3色揃った。

そのホクレンの人に目的地の浦河のRH「えびす湯」を聞くと、ナビを見ながら丁寧に教えてくれた。
あとはナビまかせ。(といっても一本道だが)

無事浦河の町に到着、えびす湯は目立たない建物だったが、ホクレンの人のおかげですぐに発見できた。
私は予約していなかったので、もしかしたら泊まれない可能性もあった。
SL君といっしょに風呂の番台のおじいさんに確認すると、他に2人から電話があって、4人だと窮屈だけど、泊まれない事はない、との事なので泊まらせてもらう事にしました。

外で煙草を吸いながらたたずんでいると、爆音を轟かせてアメリカン2台がやってきた。
あの京都の2人だ。
口数の少ない2人だったが、この時は向うもこっちを指差し、両方満面の笑顔だ。
彼女たちもえびす湯に来たのだが残念ながらいっぱい、えびす湯でちょっと先のRHを紹介してもらいにやってきたらしい。えびす湯の場所を教えて後ろ姿を見送る。

SL君が行方不明になったので、一人でライダーハウス脇の小料理屋へ。
そこで刺し身定食(竹)1500円。漁港という事もあり、ねたは新鮮で旨かった。

ライダーハウスへ戻るとSL君も帰ってきた。
一人で食べたというとがっかりしていた。ごめんよー。

他は北海道初上陸の非常に礼儀正しい兄弟のキャンパー。
混む前にライダーハウスを体験しに来たと言っていた。

風呂に入って、全員で買い出しに行った。
兄弟は閉店前で割り引きになった惣菜類をたくさん買い込み、私は花咲き蟹500円とビール。

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この日の走行230km。
リアタイヤがすり減って、スリップマークが出ていた。

続く