横浜の村田修一内野手(30歳)が、今季取得した
海外フリーエージェント(FA)権を今オフに行使する意向を示した。
横浜は球団譲渡の手続き中で、村田選手は球団との話し合いが
進まない現状に「12月1日のオーナー会議(での正式承認)まで
待っていると、FAの宣言期間が終わってしまう。いろんな球団が
興味を示してくれているので、まずは手を挙げて評価を聞きたい」
と、決断の理由を明かした。
DeNAの春田会長は残留を強く要望しているが、村田選手は
「あくまで12球団フラットに考えている。オーナーが代われば球団が
どう変わるのかを聞いてみたい」として、
横浜残留の可能性を示す一方、海外移籍については
「基本的に考えていない」と明言している。
家族を第一に考え、関東の球団を希望しているとされてきたが
「家庭の大黒柱として野球を第一に考えたい。現役生活も折り返し。
優勝したい気持ちがある。金額や年数じゃない。どうチームが
勝って、どう自分を必要としてくれるか。全球団フラットです」。
阪神なども獲得に乗り出す可能性があり、この発言が
後押しする可能性はある。サードが守れる長距離砲は
ほとんどの球団が欲しがるだろう。