大井競馬場で行われた第34回帝王賞は、
武豊騎手騎乗の1番人気スマートファルコン(牡6、小崎憲厩舎)が
人気に応え、2着に9馬身差をつける逃げ切りで圧勝した。
勝ちタイム2分1秒1(良)。2着に2番人気エスポワールシチー、
3着には3番人気バーディバーディが入り人気どおりの結果に。
レースは大方の予想通りスマートファルコンがハナをきる展開。
エスポワールシチーは3番手で競馬を進めた。最後の直線に入っても
スマートファルコンの勢いは全く衰えず、最後は9馬身差をつけ
文句なしの勝利を飾った。騎乗した武豊騎手は
「僕は本当にただ乗っているだけです。スピードがあるんですけど、
それが最後まで続くというのがこの馬の武器。落とせないレースと
思っていました。直線でひと伸びしてくれたときに改めて凄い馬だと
思いました。断然の1番人気だったので、なんとか責任を果たせて
良かったです」と勝利の喜びを語った。
管理する小崎憲調教師もスマートファルコンの強さを改めて
感じた様子で「ドバイを最終的には狙っていくローテーションを
組みたい」と今後の大きな目標を掲げた。
スマートファルコンは父ゴールドアリュール・母ケイシュウハーブ・
母の父ミシシッピアンという血統で通算成績29戦19勝。
GIは2010年JBCクラシック、東京大賞典に続き3勝目。
武豊騎手は2009年ヴァーミリアン以来2年ぶりの帝王賞制覇。
ずっと中央で走っていない馬なので(フリオーソのほうが
よっぽどJRAの売り上げに貢献している)、6歳と言われても
全然ピンと来ないのだがまあ来春7歳なら挑戦する価値は
あるんじゃない。AWが合うかどうか知らないが。