広島市・平和記念公園前を発着点として開催された、第16回
全国都道府県対抗男子駅伝は、栃木が2時間19分31秒で
初めての栄冠に輝いた。2位に長野が入り、大混戦となった
3位争いは地元・広島が制した。
レースは前回の覇者・兵庫や、栃木、宮城などが引っ張る展開。
これに3区で村沢選手(東海大)が24人抜きの激走を見せた
長野も加わる。4区で栃木の塩谷選手(那須拓陽高)がトップに
浮上するが、5区で宮城の村山選手(明成高)が先頭に。
栃木と宮城のアンカー勝負となったが、2位で襷を受けた栃木の
アンカー・宇賀地選手(コニカミノルタ)はすぐに宮城の保科選手
(日清食品グループ)をとらえ先頭にたち突き放すと、
2位に追い上げた長野・上野選手(エスビー食品)振り切り、
栃木が初優勝を飾った。連覇を狙った兵庫は、3区で八木選手
(早大)が村沢選手を抑えトップに立つも、7位に終わった。
4位に京都が入り、5位の三重は過去最高順位。