京都競馬場で行われた第44回京都大賞典は、昨年の菊花賞馬で
内田博幸騎手騎乗の2番人気・オウケンブルースリ(牡4、音無厩舎)
が道中は後方を追走、最後の直線で外から豪快に差し切り、昨年の
菊花賞以来の勝利となった。勝ちタイムは2分24秒3(良)。
レースはテイエムプリキュアが大逃げ、番手のクイーンスプマンテも
続き3番手のコスモプラチナが後続を引っ張る流れ。最後の直線で
クイーンスプマンテが一旦先頭に立つが、後続が一気に吸収。
後方待機のオウケンブルースリは59キロもものともせず、外から
豪快に伸びて菊花賞の再現を思わせる見事な勝利だった。
2着には勝ち馬の後ろから連れて追い込んだ4番人気スマートギア
(牡4、佐山厩舎)、3着に中団から伸びた7番人気トーセンキャプテン
(牡5、角居厩舎)。1番人気に支持された関東馬のジャガーメイル
(牡5、堀厩舎)は4着に敗れた。
オウケンブルースリは父ジャングルポケット・母シルバージョイ・
母の父シルバーデュピティという血統。通算10戦5勝で、重賞は
2008年菊花賞に続いて2勝目。なお、音無厩舎は毎日王冠を
管理馬カンパニーが勝っており、東西同日重賞制覇となった。
ジャガーメイル・モンテクリスエスの5枠2頭を狙ったが・・・
結果的には4コーナーで先に動いた分伸びを欠いた感じ。