大相撲秋場所8日目、序二段の取組で
控え力士が物言いをつける珍しい場面があった。
通常は審判が物言いをつけて、土俵上で協議に入るが、
規則上は力士もつけていいことになっている。
十両以上の取組では1996年初場所に、控えにいた大関貴ノ浪が
土俵上の貴闘力・土佐ノ海戦に物言いをつけ、協議の結果
行事軍配差し違えとなった例はあるが、幕下以下の取組となると
協会も親方衆も、「記憶にない」と驚いている。
物言いがついたのは序二段の笹山-桑原戦。勝負がついたあと
控え力士の星ヶ嶺(井筒部屋)が物言いをつけた。
「同体と思ったから勢いで挙げた。審判が誰も挙げてなかったので。
規則も知っていた」と右手を挙げた。突然の物言いに、
隣にいた阿武松審判(元関脇・益荒雄)も最初は気がつかず、
「他の審判に指摘されて分かった」と苦笑い。
ちなみに、物言いを受けて審判団が協議したものの、
結果は行事軍配通りとの裁定だった。
今日3敗目を喫した朝青龍も、足が出たか微妙だっただけに
誰かが物言いをつけてもよかったと思うが・・・
やっぱ嫌われてるのかねw