皆さんは親の介護や健康問題について身近に感じていますか?
若い世代の方は、まだまだだと感じるかもしれませんね。
しかし、50代60代では深刻な問題です。
(早い方は30代40代で直面する可能性もあります)
そこで、実父と義父の介護生活の違いを綴りますので、良ければお読みください。
(興味ないな~と感じた方はスルーしてくださいね)
実父の介護生活
私の父は、昭和12年生まれ、丑年のおうし座で温厚な性格です。6人兄弟姉妹の長男。
お酒が飲めず、お付き合いでビールをコップ半分飲んだだけで、真っ赤な顔で帰ってきていました。
若い時は色々苦労もあったと思いますが、60歳くらいで仕事を引退。
その後はのんびりとした生活を送っていたら・・・70代前半で認知症発症。
肺気腫で呼吸が苦しい状態。(タバコは15年くらい吸っていたそうです)
最初は、自宅で介護。
実父の介護生活
▼トイレ問題
母から、「お父さんが夜中にトイレに行く時に、呼吸が苦しいためトイレまでたどり着けずにいる。夜中のお掃除が辛い。」
と相談されました。
すぐに介護ベッド横にポータブルトイレをレンタル。
その後、夜中のトイレ・掃除問題は解決。
▼入浴問題
母が付き添って入浴していましたが、「大変になってきた」と言われたので、入浴サービスをお願いしました。
入浴サービスをお願いする時、父は嫌がっていたけれど・・・
「家庭の中で浴室での事故が一番多い。お父さんを支えている時にお母さんが滑って転んだら、二人とも大けがをしてしまう。」と説得しました。
父はしぶしぶ了承。
入浴サービスの方々は数名1組で対応して下さいます。
さすがプロ「手際が良い」と母も喜んでいました。
▼毎月の通院
月に1回の通院は私が車で父と母を乗せて、薬局に薬も受け取りに行きました。
父の通院は具合が悪いと月に2回。調子が良い時は2か月に1回。
週2回のデイサービスも利用しましたが、行きたくないという日も多かった。
そんな生活を6年以上も続けていた。
ある時、父の呼吸がおかしくなり、救急車で搬送。
いつも通院している病院の治療棟に入院。
3か月入院して病状は良くなった。
退院が決まった時に「自宅介護」か「療養型病棟」かの選択。
療養型病棟を選ぶ
母と私とケアマネージャーさんで相談、療養型病棟を選びました。
父は家に帰りたいと言っていたけれど、もう歩けない状態で呼吸器も外せない状態です。
病院では呼吸が苦しくないので、機嫌も良い。
オムツの取り替えやリハビリなど、プロの方々がお世話してくれる。
家族は面会に行けば、機嫌の良い父に会える。
もし自宅介護を選んでいたら・・・
母はやりたい事を我慢、父は呼吸が苦しい時には家族にあたり散らす・・・
ヘルパーさんを頼む場合の費用と療養型病棟の費用も計算。
様々なことを考慮し、療養型病棟を選びました。
決断しなければならない時
私の頭に浮かんだのは、母方の祖父母の事。
祖父ががんになり、祖母が病院で看病。
祖父は60代で亡くなり、祖母も後を追うように1年もたたずに亡くなりました。
その時のショックを覚えていた私は、父の意見は聞いたけれど、母の苦労を考えたら「家に帰りたい」という希望は叶えてあげられなかった。
最期は「多くの人が幸せだと感じられるのか」がポイントになりました。
自宅で亡くなった場合は警察の調査(捜査?)が入る
これは、祖父の妹(大叔母)の例です。
江戸川区に住んでいた大叔母は、当時は70代前半、高齢でしたが家族と普通に生活していました。
しかし突然・・・入浴中に亡くなりました。
やけに長湯していると思い、様子を見に行ったら既に亡くなっていたそうです。
その知らせが入り、突然だったので驚いたのですが、それより驚いたのは警察の調査(捜査?)が入ると聞いたことでした。
自宅で亡くなった場合は、犯罪の可能性がないかどうか調べるため、警察が入るそうです。
大叔母の場合は警察に調査(捜査)されても犯罪の可能性がなかったので、すぐに調査(捜査)は終了しましたが、同居の家族は様々調べられました。
自宅で亡くなった場合、亡くなってからの時間や救急車を呼んだタイミングなどで、警察が入ることを知った。
家族の心の持ち方
介護をしている家族と介護されている本人、それぞれ思う事は違ってくる。
実父の介護生活では、家族は決断を迫られる。
その時に最善の選択をしたと思うことが大切だと感じた。
家族とケアマネージャーが話し合って出した結論
その家族の答えは、人間の数だけあっていいのです・・・
次回は義父の介護生活について・・・
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