【その1】↓の続き
ドクターSは私の腫瘍の大きさ(8.5cm)を考慮して
縮小そして再発率を下げるにはケモ治療(抗がん剤)が効果的で
その後、手術、放射線治療、ホルモン療法の流れになると説明
治療方針は...
- ケモ治療は前半4回がAC療法、後半4回はパクリタキセルを2週間に1回ペース(日本だと通常3週に1回)
- 白血球値を上げるためフィルグラスチム(ジーラスタ)をケモ後5日間自宅で皮下注射※自分自身で
- 90パーセントの確率で生理が止まる
- ケモ治療は休み明け(4日後)から開始し順調に行けば10月半ばに終わるが辛ければ休んでも大丈夫
- ケモ終了後1ヶ月休んで手術
- 落ち着いたら放射線治療開始
- 遺伝子検査は親近者にガンを患った者がいないためリクエストはするが40歳を過ぎているので厳しい
- 脱毛時期 (2〜3週間後からほぼ確実にハゲる)
- ケモ治療は送迎必要 (ボランティアによる無料送迎サービス有り)
- 嗜む程度なら飲酒も可
- 女性ホルモン受容体(弱陽性)
- ルミナルB (ホルモン受容体が陽性で増殖率が高い・再発率高め)
- ステージ ⅢA
PET検査の結果はリンパにも反応があったが、ガンの転移なのか
がん細胞と戦って激しく活動しているからなのかは判断が難しいと言われたが
TNMステージは...
T3 原発ガンの広がり
N1 リンパ節転移
M0 原発から離れた臓器への転移
情報量多過ぎ!!
初めて聞く単語も多く医療通訳さんがいてくれて本当に良かったが、日本から送ってもらった乳がん治療のガイドラインを何度も見ながらゆっくり理解した
相手はプロの医者だから
「お薦めコースでお願いします!」と言いたいところだけど
治療の選択肢はある 質問を用意して行くことをおすすめする
そしてご自分が納得した上で治療を受けて欲しいと思う
私にはもう一つ聞きたいことがあった
しかしある人の言葉で飲むのをやめた
’’ハーブティは化学療法±ホルモン療法をするにあたって治療の妨げになる程強い作用も無いでしょう。理論的には estrogen 分泌作用があったとしても、化学療法±ホルモン療法は強力ですから、ハーブティーの微々たる作用は打ち消されます。要は、毒にも薬にもならないのが現実でしょう。
しかし、(毒にも薬にもならないのだったら、)大切なのはあなたの気持ちではないかと思います。これから色んな可能性があります。もし、今後治療が上手く行かなくなったときに、「あの時、あのハーブティーを飲んでいたら/飲んでいなかったら、、、」と悩んでしまう可能性はありませんか? その時に後悔しない方を選ばれたら良いのではないかと思います。’’
なるほど、確かに!
ハーブティはカバンに入れて持ち歩き、そこから友達のパワーをもらうことにした
主治医との録音時間は45分に及んだ
ドクターSは患者としっかり向き合ってくれる素晴らしい医師
質問にも親切丁寧に答えてくれるので時間が押してしまうのだ
だからいつも待つ覚悟で行っている
最後に通訳さんが一言
「悪いニュースがなくて良かったですね (経験上)実際は悪いニュースの方が多いですから...」
言葉に詰まった