昔書いた記事をしばらく載せています。
今思うことも追加ですこし。
前回までの花つながりを残しつつ旅レポ風に戻りますね![]()
変わりやすい山の天気を気にしながら、八幡平を進んでいきますが、森の奥には入らなくても、ときどき気になる花に出会うことができます。
これは、ハクサンボウフウ。
山でよく見かけるセリ科の植物です。
密集した白い花が可愛い![]()
種ができるとこんな感じです。
こちらは、マルバキンレイカ。
スイカヅラ科オミナエシ属の多年草です。
花はオミナエシにそっくりですが、葉の形が特徴的です![]()
アジサイも咲いていました。
真っ白です![]()
強酸性の温泉が多く存在する地域ですが、土壌は中性なのかな。
ちょっと危険なのもありましたよ![]()
オクトリカブトです。
キンポウゲ科の多年草。
猛毒です。
ギリシャ神話では冥界の番犬ケルベロスの涎が滴り落ちた場所から生えたと言われていますが、北半球に広く分布していて日本には三十種類ものトリカブトの仲間が自生しているといわれます。
主な毒成分はアコニチン。ジテルペン系のアルカロイドで、テトロドトキシン感受性ナトリウムイオンチャネルを活性化して脱分極による麻痺を発生させます。
一方、フグやヒョウモンダコなどの海の生き物の毒はテトロドトキシンで、これはナトリウムイオンチャネルの働きを抑制して麻痺を引き起こすものなので、それぞれの働きは正反対だと言えます。
花が咲いていれば独特な形と紫色のがくから一目瞭然ですが、葉が小さいときはセリやヨモギに似ているので要注意。
そして、花粉や蜜にも毒性があります。
マルハナバチは耐性を持っていて花粉を運んでくれるようなのですが、他の蜂や昆虫たちにとってはどうなのだろう。
まあいずれにしろ、不用意に近付かないのが賢明ですね。
キンポウゲ科の植物は有毒のものが多い気がします。
通常は汁液に直接触れたり経口摂取しなければ大丈夫なレベルですが、フクジュソウやアネモネ、クレマチスにも注意が必要です。
ちなみに、これにも強い毒性があります。
マムシグサです。
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
長い髭を伸ばしたウラシマソウという仲間もいます。
漢方にもなる植物ですが、特に球根に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶が強い炎症をもたらします。
パイナップルの皮に近いところまで食べたときに口の中がイガイガする、あの感じの強烈なものをイメージしてもらえると良いと思いますが、呼吸困難や心臓麻痺のような重篤な症状につながるケースもあります。
見つけても汁液に触れないように気をつけてくださいね。
こちらはアオマムシグサ。
テンナンショウの仲間は、球根が成長していくにつれ雄株から雌株に変化します。
雄株はキノコバエを惹きつける香りを出して奥の方にある花粉を媒介させるのですが、花粉に触れた後に外に逃げ出すことが出来る脱出ルートを備えています。
ところが、雌株には脱出ルートがありません。
確実に受粉するための工夫なのでしょうが、雄株には脱出ルートをつくったほうが良いだなんて、進化のどんなタイミングでそのような選択肢が得られたのでしょうか。
自然の仕組みは、不思議が多すぎます![]()









