分かりやすいように今回のスタート地点として、名鉄尾西線の苅安賀(かりやすか)駅とする。
駅より南側の方は田畑と住宅が点在するだけで、東海北陸道を越えた側にしかドラッグストアなどの店が集まっている一方、北側の方は国道があり古くからの建物や元商店が軒和連ねていいだろう通りもあるり、史跡も点在しているので今回は線路より北側の苅安賀地区を見て回る。
まずは駅から最も最寄りの以前紹介した自動車学校に入り口南脇にある苅安賀城址です。
詳しいことは以前の記事で。
とりあえず国道155線を渡る。
丁字路を過ぎて最初の十字路の東西の道が旧国道155線で、私の知る限りではこの通りに数件の商店が点在して営業していたが現在ではそんな商店の面影はほぼなく古くからある建物が一部残る。
そんな通りの一角に大和村道路元標が存在している。
ここまでが以前紹介してきた史跡です。
さらに北へ進む。
今回の一番の目的地がこちらの正福寺というお寺です。
こちらの山門が市指定文化財となっているが、どこにでもあるような山門に見えるが、名古屋城の門を移築したと伝え聞かれてるそうだ。
お寺の前の通りは狭いが、道の曲がり方などからすると古くからの道であると考えられる。
今度は線路に近い東海北陸道と国道155線を少し越えたところへ。
古い作りの建物がある。
こちらの森川家住宅主屋は国の有形文化財に登録されているそうだ。
横から見ると窓枠などが現代のアルミサッシに変更されているが、正面から見るには当時からの趣が残る。
この通りを西へ進み続けると先ほどの旧国道155線に出るが、この通りは旧国道ではないが、古くから存在している通りだろう。
この道を東へ観音寺駅へと進むととあるものが沢山点在している。
浄土宗浄閑院
浄土宗鎮西寺
竹林山誓願寺
という感じでこの通りには3寺院があるが地図上で確認すると
赤丸で囲ったところが今紹介した寺院でさらに北西にも4軒もある。
観音寺という駅があるがそれとはまったく無縁で、駅名と同じ寺院はその周辺には存在していない。
そして最終的に尾西線へと出て今回の苅安賀地区の探訪は終了。
この景色も数年後には鉄道高架化工事が始まるのでもうすぐ見られなくなる。
北側の道路は水路の改修や住宅の土地の一部が道路化されるなど仮線敷設の準備が始まっている。