前回は新沢基栄先生の奇面組のみの自動車描写のみ紹介しましたが、今回はそれ以外の多種多様な作品からいろんな自動車を見て行こう。
ただし私が手持ちのマンガからになるのでこの車ではと推測できるもののみを抜粋して紹介します。
神戸さくみ 龍一くんライブ (全7巻)
80年~82年にかけて週刊少年キングにて連載された作品です。
この車どことなく初代ホンダシビックに似てる感じがするが、後部の描写が違うので別の車か?
このような人の描写がない風景に何もないより道路に車が停車してるだけで何か足りなくは感じさせなくする。
星里もちる 危険がウォーキング (全4巻)
86年から連載されたデビュー作である。
これ見たらもうすぐわかるという描写の4代目マツダファミリアです。
しかしまだこの作品以外にももっと素晴らしい車が登場する。
りびんぐゲーム (全10巻)
90年から連載されていた作品。
これもよく書けていると言える4代目スバルサンバートライと2代目日産ディーゼルコンドル当たりの引っ越しトラックか。
サンバーの描写は素晴らしい。
ちゃんと描いてますから! (全4巻)
10年から3年間連載されていた近現代の作品。
何も言わずとも5代目ホンダライフだ。
室内は似てるのでしょうか。
年を重ねるごとに絵が良くなっているように感じ取れた。
赤松健 ラブひな (全14巻)
98年から連載されて00年にアニメ化もされた、何浪もして東大合格を目指すラブコメ作品だ。
多少違いはあるが、恐らく3代目スバルレックス前期型のように見えるがどうでしょうか。
4代目トヨタクラウンタクシーだろうかに見える。
特にホイールキャップがよりそんな感じに見えてくるけど、90年代のタクシーって割とクラウン多かったからそうなるんでしょう。
見た感じのする後ろ姿の4ドアセダンに、これはまさかな70年代の旧車ともいえる日産チェリーキャブバンじゃないかが描かれている。
こんな車作中に描くとはどういうこだわりなのかな。
初代ホンダオデッセイらしき車とすれ違う、今まで描かれてきた車とは全く異なるほどのリアルさ満点上出来な5代目スバルサンバーディアスクラシックが満を持しての登場。
何故ここまでよく描かれているかには作中で重要となる人物の愛車であり、主人公にも大きくかかわりがあるからだ。
左のシーンで電柱にぶつかり大破かと思われるが意外と丈夫でキズ一つ無く、ありえないようなところまでどこまでも走っていく車として作中で所々大活躍だ。
みやさかたかし ななみまっしぐら (全6巻)
01年から連載されたパチンコ店店長を主人公とした4コマ漫画。
三菱ジープにランチアストラトスというたまに他の漫画でも登場してくるような車もいい感じで書かれている。
すれ違う車はモブなのでとにかく車と分かるようにしか書かれていないのも重要なのでしょう。
高田靖彦 ホバー (全2巻)
08年に単行本2巻で打ち切りになってしまった高校女子バレー部を題材とした作品。
打ち切られた先の展開が気になる歯がゆい終り方になってしまっている。
2代目スズキワゴンRに4代目スズキセルボなどと主人公である部活の顧問の乗る初代三菱RVRが細部まで細かく描かれている。
室内まで書き上げるには実車かカタログなどの詳細資料は必修ですねって、外観ここまで似せて書くのには当然のことだ。
これもまた分かりやすい2代目三菱ランサーワゴンに珍しい3代目トヨタコースタービッグバンらしきものまで。
原作者は三菱好きなのでしょか。
さて次の作品をと思ったけど、まだまだ長くなりそうなのでまた次回以降という事で。
あんな名車や何気ない車が色んなマンガ作品の中にありふれていたのでお楽しみに。